育児休暇明けを同じ５月に予定している知り合いと「２人育児の骨休めに有馬温泉で癒される」企画、前々から約束していたのがやっと実現した。

行き先は御所坊、私は家を出て10分強で現地到着。いや〜近いな、あらためて。ここは谷崎の「猫と庄造とふたりのおんな」の舞台になったちょっとこじんまりとした雰囲気のある宿で、お目当てはお昼の温泉入浴とお昼のセットコース。ぐりぐらが生まれる前はダンナとなり、友達となり足しげく通っていたんだけど子どもが二人になってからはとんとご無沙汰。育児疲れの解消のために本当は今行きたいんだけどね。そうは問屋がおろさないよなあ。

雨上がりの新緑がなんともいえずしっとりとして綺麗、それを眺めつつ金泉に浸かる。ああ〜極楽〜。有馬の湯は鉄分豊富な赤錆びた湯なのでなんだか効きそう。小1時間ぐらい出たり入ったりして復帰後の段取りあれこれやら子ども自慢やらぺちゃくちゃおしゃべりした。まずゆっくりぼーっとしながらお湯に入れること自体珍しいことだもんね。堪能堪能。

その後にその宿で湯豆腐懐石を食べ、瓶ビールをそれぞれ1本注文してこれまた極楽。ま、たまにはいいよね。どうせ復帰したらこんなことまず出来ないんだし。その後いつも覗く木のおもちゃ屋を覗いたり、ギャラリーを覗いたりして２時過ぎには解散。お互い二人の子どものお迎えが控えている。骨休めといえども慌しいのはしょうがないか。

慣れないことをしたら湯冷めして頭痛。で、ぐりをお迎えに行くと機嫌も良くて口々に会う先生、副園長から「ぐりちゃん、お昼寝もたっぷりして、雰囲気に慣れて泣かなくなっていい感じです。大丈夫」と言われるも、家で手が熱いので熱を計ると３７℃後半。ああ〜発熱しちゃったなあ。食欲はないけど元気なのでとにかく早めに寝かせる。ぐらは食事をとらないぐりにどうにかして食べさせようと頭がガンガンするのに四苦八苦している私に延々喋りかけ続け、とうとう私がイライラして我慢できなくなり語気を荒げるとしょんぼりしてしまい、またぐらの気持ちをすくいあげるのにぐらにべったりして・・・温泉でリフレッシュしたはずなのに寝るときは疲れ果てていたぞ。ああ。