■■■ 2009-07-03 ‖Fri‖ ■■■
仕事の高揚感と女力


「ハゲタカ」はドラマ時代からがっつり見ていて、評価もされて映画化という流れからチェックしようとしてたけどやっぱり「時間ないからDVDかな・・・」と思っていたのでラッキー。ドラマその後の話で、こういう経済ネタって時事性がリアルタイムに反映するから実際の外資ファンドが日本を買収したという時代から数年遅れているというのもあり、映画になって臨場感を感じられるかなあと思っていた。けれど「派遣切り」なんかをうまく取り入れていて息つく間もなく最後まで一気にひっぱっていく感じでした。
企業買収を舞台にTOB(敵対的買収)とそれを防ぐホワイトナイト、各ファンドのつばぜり合いがなかなか凄くて、そういう一歩間違えば地獄という勝負の高揚感というかそういうのがよく出ていた。こういう高揚感というのはどの仕事でもあって、代理店で言えばプレゼン勝利とかになってくるとは思うんだけど、一種働くという決して楽ではない行為の「カンフル剤」になるんだろうなあと。
大森南朋は相変わらずびしっとスーツにメガネ姿、タイプだし懐かしい感じだったのだけどやっぱりこのドラマ脇がいいなあと。メガバンク頭取まで上り詰めた飯島(中尾彬)の底無しダークな胡散臭さと部下の中延(志賀廣太郎)の惚れちゃいそうな素晴らしい声に柴田恭平、霞んじゃいそうでした。
おまけ:
(1)「ハゲタカ」NHK広報パロディCM発見。中延さんはチョコランタンを紹介する人です(笑)
(2)栗山千明が使っている手帳、報道のオフィスで一瞬しか見えなかったけど見慣れた色とデザインだったので目にとまってしまいました。私の使っている手帳と一緒。ファイロファックスのクロス、チェリー。
次は「それでも恋するバルセロナ」、軒並み見る雑誌雑誌に映画評が出ていてウディアレンもたいしたもんだなあと・・・と言ってもかなり巧妙なプロモーションかも知れないけれど。ウディ・アレンが愛するスペインのオビエドという舞台に、彼の映画のミューズであるスカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルスともうレベッカ・ホールのラテン男とのバカンスの恋のさやあてで、楽しくさらっと鑑賞できましたよ〜。
スペインに思わず行きたくなっちゃう街の紹介と一緒に、ペネロペ・クルスの激情系エキセントリックアーティストの役が魅力的だったなあ。レベッカ・ホールは知性派ですーっとしたスレンダータイプで不器用な役柄なのでカテゴリ違いで置いておいて、同じセクシーさでは甲乙つけ難いスカーレットとペネロペ。スカーレットはどちらかといえばグラマーだけど迫力があってこのあたりの雰囲気はキャサリン・ゼタ・ジョーンズもに似ている。ペネロペは骨が細くてより女性らしいシルエットだけどこの映画ではペネロペがよりいい感じ。たぶんスペインで撮っているというのもあるんだろうけどね。風土にマッチした魅力勝ち。
まあ、でもふたりとも汚いジーンズによれよれのTシャツや、ぼろっとした布系かばんでくわえタバコでもゴージャスに見えるってのがやっぱりスターの証だなあ。真の女力とはこういうものなんでしょうねえ。ふう。
■■■ 2009-07-01 ‖Wed‖ ■■■
ぐりぐら個人面談


今日はぐりぐらの個人懇談会。事前に兄妹を夕方の一番遅い時間に続けて受けられるようセッティングしてもらったので、会社は3時過ぎに出るくらいでちょうどだったんだけど・・・出張の後の仕事の進捗の整理やらもろもろ打ち合わせやら、お昼食べながら仕事を続けてやっと晴れて会社をあとに。学校へ行くとママ友とばったり。彼女もフルタイムだし兄弟がぐりぐらと同じ学年だからもしかして会うかなと思っていたけどどんぴしゃり。半休取って昨日今日で始まったバーゲンに行ってから来たそうな。いいなあ〜。
さて、ぐりは初めての個人面談。本人は毎日楽しい楽しいと言ってるし、ちょっと言葉遣いが乱れてきた感はあるけど気になる程でもないし・・・と担任の先生と話。やっぱり「しっかり」してるみたいで絵を描くにも字を書くにもきちんとしなければ気がすまない性分みたい。特に心配事はなし。保育園のときのようにリーダーシップを取ってるかなあと思ったけれどそのあたりはうまく猫をまだかぶっているようです。
3年生のぐら、こちらは「忘れ物が多い」ぐらいが気になるので先生に話したところ、「今は本人が忘れ物チェック係だから忘れていませんよ」との答え。生真面目で一生懸命何でもやってますということで、こちらも心配はなし。前の担任の先生にも同じことを言われたけど「作文が上手ですが何かやっているんですか?」・・・でも、本人本読んでませんが〜。クイズ本と怪談系とゾロリ以外の本を図書館で借りてきたところを見たことないんだけど。それを才能と呼ぶならそれはどこから来るのか不思議だなあ。
あとふたり共通で言われたことは「絵が上手」。まあ、今の先生はそれぞれの個人で何かしらいいところを見つけてそれを親に伝えてくれるという感じがするから、それでそちらに・・・ということは考えてないけれど。美術図画工作の成績が他と比較していいのは私のほうに似ているのかな〜。ちょうど体育館に「アートフェスタ」の絵が全校生徒の分が飾ってあったので、ふたりの絵を写真に収める。
という感じで大過なく終わった個人面談。まだまだ1年生と3年生では他の子との競争とかそういう雰囲気にならない。帰りママ友と少し話題に上がった「中学受験」、さてはて・・・もしその方向に進ませるなら4年生ぐらいからきちんとさせたほうが良さそうだだしなあ。中学受験経験者としては「本人にその気があるなら、やらせてもいい」ぐらいの温度感なんだけどね。それでは甘い気もするしなあ。悩みどころです。
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■■■ 2009-06-29 ‖Mon‖ ■■■
こんなオフィスで働きたい


東京出張。月曜日だったので前日日曜日から東京に入り妹宅に泊まる予定で、日曜日昼過ぎに家を出る。午前中は家のあれこれでフル回転。ぐりぐらのマンションの門までの見送りを受け、ピーカンの暑い夏日のなか新幹線に乗って妹に連絡するとなんと東京は大雨〜。傘の手配をお願いして二子玉で待ち合わせてイタリアン食べました。近くのハイソな家族連れがたくさんの店内でもろもろ近況をおしゃべり。妹はダブルインカムで子供なしなので東京の生活を楽しんでいるようです。おごってもらっちゃった。多謝。
朝、自分の世話だけすればいい優雅な時間を経て、上長と待ち合わせその後某メディアとかなりアゲインストな交渉を。一時間半かけてミーティングした割には不確定要素が多すぎてイマイチ着地点見えず。ふううう。まだまだ難航しそう。
それから本社へ久しぶりに顔出し。数人と喋った後は某料理サイトの移転した白金台にご挨拶に。
こことは3年ぐらい一緒にプロモーションを動かしているんだけど、移転後に訪ねるのは初めて。何故に白金台?と聞くと巨大なキッチンをオフィスに設置するのに許される物件が限られていて、消去法でここになったそうです。システムを内政にして地盤をきちんと固め、ブランドの店頭二次使用やデジタルサイネージのコンテンツ供給など、かなり手広くビジネスモデルを作り上げている。メディアにもよく取り上げられる勢いのある会社だけあって、みんな若くて活気にあふれてました〜。
でも一番羨ましかったのはそのオフィスかな〜。天井の高い会議室以外は区切られていない解放感溢れる白い空間に、フローリングの明るい茶色のフロア。あちこちにインテリアショップのような打ち合わせテーブルと座り心地の良さそうなソファーがあって、みんなモバイルPCをその上に置いてミーティングしている。そして一角には20畳はありそうなキッチンラボスペース、こちらもアイランドと壁際にショールームみたいな綺麗さで、訪れた時には某クライアントのレシピ開発をしていて美味しそうな匂いが漂ってました。話していると残業してたら社員がこのラボで手早く夕食も作ることもあるらしい。いいなあー。こんなオフィスで働きたいです。一歩出ると優雅な犬を優雅な人たちがゆったりと散歩させていました。
新幹線で関西に近づくとあっという間に天気は大雨に。今日は東京が晴れて夏日だったからなんだか雨を追いかけて移動してる気分に。おまけに大阪、やっぱり暑い〜〜〜!
■■■ 2009-06-27 ‖Sat‖ ■■■
ぐりぐら近況_200906


まずはぐら。私がいつも髪の毛を切ってもらう担当の人は私と同じぐらいの男の人で、いかにも繊細な文学系に見えて実はバリバリのボーイスカウト上がり。私の家の前の自然林公園の中に数箇所「クワガタスポット」があることを聞いてぐらに話していたら、とうとうこの前髪の毛のカットについてきて師匠に教えを請うことに。夕方遅くに彼に連れて行ってもらいぐりぐらは30分ぐらいかかって自然林のそのスポットを制覇。コクワガタをオスメス取り混ぜて5匹ぐらい取ってきた。すごいな〜。それから土日の朝は、早朝ランニングするダンナと一緒に起きて、その自然林でコクワガタを捕まえるのが習慣に。家にもう8匹ぐらいいます。カブトも運が良ければ見つかるらしい。いやー一応街中の自然林なのに穴場なんだなあ。
ぐり、なんだか言葉遣いもいっぱしの生意気1年生になってきた。まあ逞しいのはいいことなんだけど。でもうすでに「女の子特有」問題勃発。保育園から一緒で学童も一緒の女の子がいて、彼女がいつもぐりと一緒にいたがるタイプらしく「他の子と遊ばないで〜」と言ってくるらしい。ぐりもとりあえず合わせていたけど、性格的に上下学級かまわず友達を作ってくるタイプなのでとうとう「○○ちゃんだけじゃなくて、他の人とも遊びたいしー」と逃げ回っているそうな。いやー女に生まれたからには避けて通れない道といえばそうなんだろうけどね。まあそのうち、同じような距離感と温度感の友達ができるだろうし、私のこの頃より数段人あしらいは上手なのでそれほど心配してはないんだけど。
おまけで私。「1Q84]は制覇。でもこれってまだまだ続く感ありありで「起承転結」で4巻は出るんだろうなあ。BOOK2は前半ハードボイルドで後半は「田口ランディ?」みたいな雰囲気を持ちつつ懐かしいメタファーも出てきて・・・という感想。プロットと内面への入り込みが複雑で読み応えあり。あーでも、憑かれたように読みたい本は珍しくて終わってしまうのがもったいなかったです。
糠漬けは今年も始動してフル回転。あんまり使うので野田琺瑯のいいタッパー「ぬか漬け美人
」に入れ物を昇格させました。白い琺瑯って質感が良くて思わず冷蔵庫から出してひんやりした触感を確かめたくなります。パプリカどっさり漬けるぞ〜。
■■■ 2009-06-23 ‖Tue‖ ■■■
1Q84にとり憑かれる


「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を頂点に初期の初期にずぶりと嵌まり込んで、「ねじまき鳥クロニクル」あたりから彼の本から離れていった。「アンダーグラウンド」に至っては読みもしていない。幻想的で繊細なプロット、個人の内面の内面まで掘り下げていく彼独特のやり方が好きなのであって、社会的なノンフィクションについては、彼じゃなくても他の人のノンフィクションでも良い訳だから。
最近読んでないところにこの熱狂振りで書店で売り切れたということもあり、買うかどうかを迷っていた。さっきも書いたけれど村上春樹とは離れていて、今回の話題作を読んだときに昔の著作を気に入っているあまり失望することが嫌だった。なのでまずは柴田元幸の村上春樹インタビューを読んでみた。回顧録みたいなこのインタビューを読んで読んでみたいという気持ちになってきて、結局他の本数冊を買ったついでにBOOK1を購入。中野京子の「怖い絵3」を読んだ後に何気なく読み始めてとり憑かれてしまった。
全く違うように見える世界が、少しずつ明らかになっていきそしてつながっていく「世界の終わりとハードボイルド・・・」の手法で進む物語は、文章はあまり飾らずに率直で読みやすく、でもやはり村上春樹の文章。しかし私が離れていた時代に力量を積み上げてきただろう社会的な内容について厚みが以前とは段違いに思える。人間の心の弱さを蝕む社会的なシステムに真摯に、でも怒りをこめて対峙する姿勢が見える。既にもうノーベル賞に近い作家としての使命、というかノブリス・オブリージュの感あり。
まだ途中なので切れ切れの感想だけど、あと登場人物が複数の年代、性別にわたっていてどの世代が読んでも近い年代の登場人物の目を持って物語に入っていき、その社会の問題に直面させられる仕組みになっているなあと感心。
毎日電車で読み家で読み、とりあえずBOOK1は3日で読了。明日からBOOK2に入ります。個人的には青豆のプロフィールや考え方が好みです。











ごあんない






















