朝覚悟してぐりを耳鼻科に連れて行く。ぐらを保育園に車で送った帰りにそのまま直行。せまーい駐車場に恐る恐る車を入れて病院で診察券を出し待つこと小１時間。ぐりははじめは上機嫌でその耳鼻科に備え付けのプレイコーナーでおもちゃを手にとっては笑いかけ、人に笑いかけしていたけど診察室の待合に入ると、もう記憶に刷り込まれているのか不安げに泣く。

熱を出した経緯と小児科経由で処方されていた抗生剤の種類を説明し、診察。「抗生物質がこの菌にはきかないんですね〜だから熱だしたんですね。今日は切開しましょう」きた〜。覚悟はしていたというものの可哀想で、ふとちょうど２年前のぐらの時がフラッシュバックする。ぐらは帰って耳から血膿を出してぐったり寝ていたんだよなあ。切開に立ち会ったのは私の母なんだけど「もう二度と可哀想であんなところに立ち会えない」と気丈な母に言わしめた鼓膜切開。あああ〜。

しかし、予想に反して「ちくっと一瞬しますけどあとは大丈夫」と馴れた手つきで医者が５秒で決着をつけ、ぐりは皆からの羽交い絞めから解放された途端泣き止んだ。家に帰ってきてからも疲れ果てて昼寝するでもなくしばらく歩行器で遊んだあとゆうゆうとお昼寝。なんだか拍子抜けだなあ。耳が少し気持ち悪いみたいだけど案外平気そう。熱は昼に測ると３７．７℃。熱あったんだ。あまり元気でいつもと同じ状態だから気付かなかった。

女って強いなあ。というかぐりだからか？とにかくこれで楽になるだろう。ちょっとホッとした。

昨日会社の上司に電話。今日の具合によっては月曜日から休むかもしれないニュアンスを伝えておく。「不景気不景気」やら「隙を見せずに働く」やら相変わらず言葉は立派だけど行動は上司としてはイマイチな上司。それなら働かない部下をうまく扱えよと内心思いつつあくまでも表はけなげに「育児休暇を２回もとらせていただいていい経験ができました」なんぞ言ってる私。後でなんだか笑いがこみ上げてきた。まあ、それはとにかく、まずは復帰しよう。状況がどうであろうと働くことは私の生活の一部。とにかくやってみよう。