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  2003-06-14 ‖Sat‖   

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  夢

あまり夢を見ない、というか夢を見てもあまり覚えていない私なんだけど昨日ははっきりした夢をみた。なんだか世界はもう滅亡に向かっているみたいで人々があちこち逃げ回っている。私たち家族も逃げていたんだけど、私はダンナとぐらとはぐれ「ああ携帯電話持ってくればよかった」と呑気なことを考えている。で最後の最後にぐりともはぐれ私はひとりぼっち。なんだか人類は助かる見込みもなさそうで「ああ最後にひとりなんて」と思ったところで目が覚めた。もっとディーテイルはあったと思うんだけど全部きれいさっぱり忘れていた。

でも冷や汗をかいて起きてその記憶が残っているという感じではなく、目が覚めてまた通常どおりの生活をして午後になって「そういえばそういう夢をみたんだっけ」とふと思い出したという夢である。後でちょっとひっかかったのは次の点、「最後にひとりなんて」という点。

進む速度は恐ろしいくらい遅いけど、今生きている人は100年後誰もいない。本当に本当にゆったりとした速度でそれぞれの終焉に向かって生きている。「最後にひとりなんて」と夢で思った私はそれに痛恨の感覚も強烈な寂しさもなくさらっとそう、ちょっとがっかりだけどまあ運命なんだからしょうがないか・・・という雰囲気だったような気がするのである。きっと私、その時になれば自分の人生にも見た夢のようにあっさりと最後の別れをするんじゃないか、とふと思ったのだ。そりゃぐらやぐりという子ども達がいるんだから看取ってもらえれば幸せかもしれないけど、なんだかぐらとぐりが遺伝子と思い出のなかに私を持っていてくれればそれでいいやという感じかな。大いなる種の流れの中の一つの人生のフェイドアウト。

なんだか今は育児にいっぱいいっぱいで余計なことをあまり考えられない状態なんだけど、ふと考えさせてくれるきっかけにはなったな・・・その夢は。とダンナとぐりが「はいどうぞ」と延々とボールをやりとりしている横で書いています。外は梅雨。きっと一日中降っているんだろうなあ。


llcafell at 06.14

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