最近余裕がないなあ。ぐりが歩き出したらもっと楽になるだろうとちょっと前までは思っていたけど、やっぱり大変。そういう風に親って短期目標で「首が据われば楽になる」「お座りできるようになったら楽になる」「歩き出したら・・・」「言葉がわかるようになれば・・」と思いつつ子どもを育てるんだろうなあ。あの電柱まで、あの曲がり角までと思いつつフルマラソンを完走するのにちょっと似てるかも。今度は靴を履かせたり、自分で食べたがる食事の世話をしたり、ぜんぜん危機意識のない歩行、そう車の前にも平気で出るし、階段も上からそのまま降りられると思って足をだすんだよなあ・・・にも眼を配らなきゃならない。
最近保育園へお迎えに行って家に帰るまでは二人とも上機嫌なんだけど、家に帰ればやっぱり昼間離れている分私とじっくりコミュニケーションしたいのである、二人とも。ぐりは保育園ではほとんど泣かないのに家に戻れば泣いて足にしがみつくし、ほとんど家にいる時間は6割は甘え泣きしている。ぐらは私に読んで欲しい本を3冊ぐらい抱えて私がお皿を洗うのを待っている。「今お皿洗ってるからあとでちゃんと読んであげるからね」と言っても「ぐら独りでは寂しいの」と待っている。
今日は寝かせつけがうまくいかなくてぐりは愚図ってなかなか寝付かない。おっぱいを吸いながら私のわき腹をつねる癖があってこれがどうにも私には我慢できない。ちょっときつい語調でぐりに「やめてよ」と言うとその強い語気にぐりはますます泣く。私がイライラしている雰囲気を察知してぐらもいつもならしつこいぐらいに「本読んで」というのにじっと黙っている。そのうちぐらは寝てしまい、ぐりも泣き疲れて寝てしまった。
なんだかやりきれない。二人の悲しい気持ちが分かるだけに。