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  2003-10-10 ‖Fri‖   

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  散歩の情景

平日、時間に追われる中で楽しみにしているぐりぐらとの散歩、とはいっても保育園の玄関から出て小さい池のある庭を通って門を出て車に乗り込むまでと、家のマンションの駐車場から家のドアに辿りつくまでの本当に本当に短い時間なんだけど。今は夜も秋めいて夜の大気もなんとなく良い香りがするような気がする。いい季節だなあ。

まずぐらが玄関を自分で出て、中庭の小さい池にあるこれまた小さい小さい噴水を覗きにいく。園長先生が作りつけたこの噴水、日によって水の出方が違ってそれを見るのを楽しみにしているみたいで、昨日は「りんごさんみたい〜」(水が膜のように途切れなく滑らかに出ていて確かにガラスのりんごをひっくり返したように見える)と喜んでいた。かえるがいたり、アメンボがいたり、メダカがいたりするのでそれぞれに「明日もまたくるからね〜」とご挨拶。

「おあよ〜」と言って(挨拶することを「おはよう」と思っているらしい)ぐらに遅れて大好きな靴を履かせてもらって出てきたぐりは必ずその池の横にある小さな子どものおままごと用の家に入りたがる。ドアを開けてあげると入り込み、四方にある窓から外を覗いて「さあさあ帰るよ〜」といってもいたずらっぽく笑ってなかなか出てこない。私が手を伸ばして抱っこしてやっと保育園の門の外へ。そこからもぐらは同じ頃に帰る友達に「ばいばーい」と手を振ったりけっこう忙しい。ちょっと金木犀の花やピラカンサの赤い実をとってやると大事そうに手に握って車に乗り込む。

家の駐車場に着いて中庭までぐりを抱っこして行き、安全なところで歩かせる。ぐらは運動会の練習よろしくぴゅーっとマンションの玄関まで走っていき、そのあとをゆっくりとぐりと私が寄り道しながら歩いていく。ぐらにお花をとってやるとぐりはちゃんと見ていて「ん、ん」と自分も取ってくれと催促、忘れられたおもちゃに近よって眺めたり触ったりなかなか散歩らしい散歩かも。そしてエレベーターのボタンをぐらが押し(ぐらのお仕事といって私が押すと怒る)、二人で歩いて乗って降りて、家の玄関で二人を同時に抱っこしてインターホンを押させる。ぐりも「ぴんぽーん」と言って押したがるし、ぐりが押すとぐらも押したがるのでこのあたりは平等にしてあげなくちゃね。一旦家に帰って明かりをつけていて早ければダンナが出迎えてくれる。大声で「ただいま〜おとうさん」とぐら、もっと大声で「おあよ〜」とぐり。

こういうささいな情景が涙が出るほど懐かしくなる時がくるんだろうな・・・と思うので記録してみました。



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