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  2004-01-27 ‖Tue‖   

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  最悪は死者5億人

アジア各国で強い病原性の鳥インフルエンザが発生している問題で、世界保健機関(WHO)の西太平洋地域事務局(マニラ)は26日、鶏など家きん類の処理や運搬にあたる人に対し、高機能マスクの着用などで感染を予防し、人のインフルエンザワクチンを接種することを求めた勧告を発表した。鳥インフルエンザに関してWHOが本格的な勧告を出したのは初めて。人間が鳥と人のインフルエンザに同時感染すると、人から人に感染する新型インフルエンザが誕生する恐れがある。

鳥インフルエンザ、鳥同士しか感染が確認されていないというニュースをちらっと聞きかじっただけでさほど興味を引かなかったんだけど・・・恐いですね。

別に毎日新聞の夕刊にも科学的に紙面を割いて説明してあったのだけど、「国立感染症研究所が厚生労働省の専門委員会で紹介した最悪のシナリオ」では、ウイルスが上記引用のように人間への感染力を獲得して新型インフルエンザとして大流行した場合「人類の半数が感染、死者5億人」というものだったらしい。

鳥インフルエンザはインフルエンザウイルスの中で変異を起こしやすい「A型」・強毒タイプに属する。今まで流行した「A香港型」「Aソ連型」も鳥ウイルスの変異で生まれたウイルスらしいですね。強毒タイプとは、従来のインフルエンザの症状である高熱、せきといった症状にとどまらず「全身の細胞に感染して多臓器不全に陥る」可能性があるということで、感染力から言えばSARSより強力・・・。

いや本当に恐いです。新型発生となれば予防接種もそれ対応のものではないし、重症化を防ぐワクチンはウイルスを特定して供給するまで半年はかかるらしい。現実的に自分の身にせまる可能性の高いホットゾーンだな。


llcafell at 01.27

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