■■■ 2004-08-07 ‖Sat‖ ■■■
七夕的料理人の憂鬱
ダンナ本日は会社の付き合いで、早朝から海釣りに出かけていった。たいして釣果を期待してなかったというのが本音だけど、昼過ぎに重そうに持って帰ってきたクーラーボックスを覗くと・・・いるわいるわけっこう沢山の魚。
「初心者だけどけっこう「ガシラ」が釣れて、一緒の人が「これだけ大きかったら刺身にできる」と言われた〜」なんてのんびり言ってるけど、それって私が捌かなきゃならないってこと?普通釣人のマナーとして、釣った魚って自分で捌くんじゃないの〜と不満に思いつつ、とりあえずこういう時のネット検索で調理法を探してみると・・・・この「ガシラ」って魚、「カサゴ」のことで瀬戸内では季節問わず取れる魚で、そしてかなり旨いらしい。俄然やる気になった私、まずは刺身を作ることに果敢に挑戦。
しかしね〜。魚を捌くなんて1年に数回あるかないかの私が突然とげとげだらけのカサゴに挑むなぞ、逆上がりも出来ない子どもが突然大回転をするようなもんで。もう始めはエラ取りやらヒレ取り、ウロコ取りに汗だく。どうにかこうにか3枚おろしにしてみたら・・・なんとガシラ10匹もいたので、沢山の身が3枚おろしの真中部分に残っていたけどけっこうな量が取れた。
刺身を取ったアラは、これま釣人が絶賛する味噌汁へ。あと数匹のべラと小さいガシラは塩焼き、そして刺身と「ガシラ」尽くし。やはりその日の魚は美味しいな〜。刺身は身の弾力がぜんぜん違うし歯ごたえがいい。白身であっさりしてながら脂は乗っているという感じでした。塩焼きは焼いた途端エラがぶわーっと広がっていたし。これって新鮮な証拠なんだよね。そりゃこういう魚を毎日食べている人はスーパーの切り身は食べれないよ。
箸でつつきながらダンナと「いやいや、こういう釣ったものを家族が調理して食べるってのは、昔の狩猟民族的で本能的でいいよね〜」と話していた。捌くのも始めはトゲトゲの背びれを見ただけで「やだ〜」という感じだったんだけど、何匹もやっていると本能的な「取って食う」という脳内命令のもとなんとなく楽しくなってくるから不思議だ。
さて、家族もおなかいっぱい満足して寝静まった後、実は格闘した自分にご褒美を用意してある。赤ワインとお供にガシラとフレッシュトマトとパプリカのカルパッチョ。ふふふ〜楽しみ。
おまけ:塩焼きにしたガシラをぐらに「ほらほら〜すごい顔でしょ〜」と正面から近づけたら「ニモでてくるアンコウみたい〜」とけらけら笑っていた。その後すぐにお米をとぐお手伝いすると自ら立候補、そにれを見ていたぐりも「ぐりちゃんもおてつだいしたい〜」と炊飯器の釜の中に私とぐりぐら3人手を突っ込んでお米を研ぐはめになりました。ふー。
* 「ガシラ」調べたらこんなにいい値がついていた。でも美味しかったです。
■ llcll@MOBILE at 08.07 ■
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