11年前のあの日、私はまだ結婚してなくて奈良の実家で寝ていた。 11年後の今日、私はふたりの子どもの母になり、昨日やり残した家事を片付けている。 その時刻にはきっと夕ご飯の準備をしているはず。 あの日、当たり前だと思っていた日常がどれだけ大切なものだったか、そして脆いものだったかをを痛切に感じてその翌年に結婚した。
阪神大震災で犠牲になられたすべての方のご冥福をお祈りいたします。