今日は朝から暖かくて春本番の予感。子供たちを先週見せられなかった実家の雛人形にやっと引き合わせた。三人官女や五人囃子、右大臣左大臣や衛士(五段目の三人はこう呼ぶらしい。ぐらに聞かれて古い取説で調べた)を観察、それぞれの人形の持ち物チェックなどを。トリビアか何かで見た「既婚者の人形は眉毛を剃っている」を確かめられてすっきり。お雛様は当然として、三人官女の真ん中の人形がミセスなんですね。
あとはダンナに留守を頼んで、春を探しに住宅街を出て回りの里山へ散歩。桃の花があちこちで満開、オオイヌノフグリや名も知らない小さい春の花が咲いている。小さい頃私が毎日日が暮れるまで遊んでいた河原も、枯れた背の高いススキの間を縫って走り回っていた当時のままの姿で残っている。私の原風景。
なんとこの時期につくし発見。子供たちと母といっしょに探したら手にいっぱいぐらい収穫できた。家庭菜園をしている母の知り合いに挨拶したときにとれたての分葱をもらって、ネコジャラシや服にくっつくイラクサを摘んで四人で帰る夕暮れ。「はるはあけぼの」だけれども、静かな夕暮れもまた良し。大げさだけど生命の匂いがしました。