ここの水族館は昔からあるせいか、海遊館などに比べると派手なパフォーマンスには欠けるけど、企画展などはじっくり見るとかなり面白い。ベビーカーを押して小さい子どもの手を引いて疲れ気味の家族の顔を見ると、「ああうちもあんなだったよなあ」と思う。今はふたりで興味の赴くまま走っていき、次々に新しい水槽の前へ親の手を引っ張っていく。ぐりはまだ「見て」「楽しい」刺激しかうけないようだけど、ぐらはもう自分が図鑑や保育園でとってもらっている学習読本に載っていた知識を逆レクチャ−してくれたり、親が魚の生態の特徴を教えたり、そういう小学生的水族館の楽しみ方に移行してきている。今日は「シオマネキ(片方のはさみの大きい蟹)はな〜メスを呼ぶのに大きいはさみでおいでおいですんねんで〜」と教えてもらった。あとクラゲの生態ビデオをまじまじと眺めたりね。幼生期にイソギンチャクみたいに岩にくっついてたクラゲがお椀をかさねた形になって、それが分かれて離れて一匹のクラゲになるって中学生ぐらいの生物で習った記憶がうっすらと戻ってくる。
帰りにアイスクリームを食べ、すぐ裏手の須磨海岸へ。海開きにはまだまだだけど沢山の散歩している人でにぎわっていた。写真みたいに海の家の組み立てもこれから。でも、もう、夏が来るんだなあ・・・
写真はいつもの通り熱帯魚と、大水槽の前でかしましいぐりぐら、そしていつも見るたびにゆったりとした気分にさせてくれるウミガメ。そしてグレートバリアリーフの生態系のイソギンチャクと喧嘩するタカアシガニです。