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  2006-08-27 ‖Sun‖   

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  ぐりぐら「ゲド戦記」を観る

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今日は先週私がダンナにぐりぐらを見てもらっていた替わりに、ダンナひとりのフリー日。というわけで前日から子どもたちの希望を聞いていると「ゲド戦記」を観に行きたい・・・という訳で行ってきました。2人連れで映画館。

もう映画館でふたりともポップコーン食べながら飽きることなく見られるので、それは良しとして問題は「ゲド戦記」見ていて理解できるのか?ということ。もともとのル・グィンの原作からして私も読んでない。ちなみに指輪物語もナルニアもハリーポッターも読んでない。決してファンタジーが嫌いだとか、避けてきた訳じゃないけど小学生時代に早々と違うジャンルに移行しちゃったという感じ。今考えるともったいないなあ。ちょうど時期的にも自分の子ども達と一緒に楽しめそうだし今のファンタジー映画ブームを機に読もうと思っていたんだけど。

感想としてはやはり2時間で原作の世界観を描くのはちょっと無理な感じが。多分原作となる「ゲド戦記」の背景というか、プロットを借りてきたのだろうけどそれが前提とされているから話の運びに非常に無理がある感じだった。「どうしてここで殺されるの?」「彼女は主人公とどういうつながりなの?」「ふたりの姿が出現するのはどうしてなの?」と結構頭の中が疑問符だらけに。あともともとの宮崎作品がこの「ゲド戦記」にインスピレーションを得て制作されたものが多いらしく、それが本末転倒というか設定が使い回されているような感覚が否めなかった。

とまずは批判的に書きましたが、今回登場する人物の、あの売れている歌の歌詞に書かれているような上質の孤独感、寂寥感は巧く表現されていたと思います。しかし・・・その感覚をぐりぐらが理解できるかどうか。まず無理だろうなあ。でも何か胸の奥に感じ入るものは残るかもしれない。彼らにすれば大画面で大音量で暗い中で、アニメが特別な感じで見られただけで楽しいんだろうけどね。それでもぐらからは「どうしてあそこで竜がでてくるの?」とか思った通り矢継ぎ早に質問が。やっぱり本買って原作の神髄に触れてみるかな・・・。帰りはコーヒーショップでジュース飲んで、パン屋で昨日読んだ絵本に出てきたフランスパンが食べたいということで買ってやり、家に帰ったらあの「テルーの歌」の歌詞をひらがなに落としてやり(この歌、萩原朔太郎の詩「こころ」を着想のもとにしているらしいです。私も彼の詩は好きだったりする)、ピアノのおもちゃでふたりの歌うのを伴奏してやり・・・一日子ども時間の休日なのでした。


llcafell at 08.27

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