私が野生児でネイチャー好きなのは今まで折りに触れて書いてきたけれど、小学生の頃の思い出で何が楽しかったって子供会が主催する山下り。自分でも何がそれほど好きなのか言葉にできないのだけど、登るほどハードではなく、でもあたりの雰囲気を楽しみながら歩けるというところかなあ。新婚旅行のユングフラウでも、その後行ったヨセミテでもあまり考えず下山コース、トライして日頃特にトレーニングしてない私はよれよれになってしまったのだけど(笑)。そして結局キャンピングマニアや山マニアまでには突き進めなかったけど、わざわざ職場から遠いここに住んでいるのも六甲山に「いつか子どもたちと行きたい」という思いがあったから。
ロープウェーで山頂まで上がって、そこから下山開始。上のほうはかなり険しい道で、それぞれ子どもたちを手をつないで「ここの石を踏んでこうして歩かなきゃ滑って落ちるよ〜」みたいなダイハードな環境で、楽しめるというより子どもへこういう道の歩き方を教えて面倒みるので手一杯。途中何回も休憩をとりつつ家から魔法瓶で持ってきたコーヒーを親は楽しみ、子どもはダンナが携帯コンロで湧かしたお湯で作ったラーメンや、お菓子で活力補給しつつどうにか最後まで歩き通した。拍手!よく頑張った!特にぐり、4歳過ぎという小ささで最後ちょっとだけ抱っこしてもらったけど弱音も吐かず、かえって私が驚きました。
まだ紅葉には早かったのだけどそれでも山頂近くの桜やもみじは赤くなっていたし、山の静けさは、非現実的なぐらいの静けさで、山頂からずっと道なりに流れる小川の水の音だけが聞こえて急きたてられるような焦燥が癒されたし、その中を子どもたちとおしゃべりしながらの3時間はなかなか楽しかった。かなりの運動量だったので、さすがに帰りの車では3分で2人ともあっという間に眠りに落ちた。親も疲れ気味だったけど「また行きたい」と言ってくれたらいいなあ・・・。