ぐらぐらいの子供にとっては、「捕獲」「観察」「所有」ぐらいで欲が終ってしまう訳で・・・「逃がしてあげなよ」というと嫌がるのに死んでもなんだかあまり悲しまない。まあ子供って残酷な面があるもんね。でぐりぐらの飼育で手一杯なわたしが辛うじて、料理の最中にでてきた野菜くずとカツオブシ(動物性タンパク。共食い防止のため)を思い出した時にやるだけ。
とすると、ナスやきゅうりみたいな水気の多い野菜しか食べないと思っていた各種バッタたちが、ニンジンやピーマンに群がる姿に哀れさと生命力の強さを感じたり、「生まれ変わってバッタになって捕まえられてこんな生活は嫌だなあ」としみじみ思ったり、共食いされて足と羽だけになったバッタを割箸で取り除きつつ無常を感じたり、大人の心象にも、ちょっとした揺らぎを与えているバッタハウスなのです。
さて、わたしが「鳴き声が秋らしくて好き」と言ったばっかりにぐらがたくさん捕まえてくれた「コオロギハウス」もあるのですが、こちらはケージの中の状態が鳴き声の多さでわかる分だけマメにチェックしているつもり。だけどこちらのほうが共食い酷いんだよなあ・・・。
ちなみに夜店ですくった金魚と、夏ぐらいからいるつがいのオオクワガタは、ダンナの手厚い世話により幸せな生活を営んでいます。うーんバッタとコオロギも私よりダンナに世話される方がいいだろうなあ。とにかく私は子供たちだけでいまは十分でございます・・・。