土曜日は前からテレビで見て子どもたちが「これ乗ってみたい〜」と行っていた嵐山嵯峨野のトロッコ列車に乗ってきた。保津川の川下りはかなり昔にやったことがあるんだけど、これは関西圏に住んでいながら初めての体験。紅葉までにはまだ間があるけどところどころ赤くなりかけていて、景色は良かったなあ。いかにも観光地コースにしつらえられたコースなんだけど、意外にもトロッコ列車の「宮沢賢治」的な座席の雰囲気とか度重なるトンネルの中での灯り、体にダイレクトにがたごと伝わってくる振動なんかの雰囲気がなんだか非現実的な感覚。暗い車内にふと周りが中国人の団体なんかの観光ムードなのを忘れて、幻想の領域に足を踏み込んだ気持ちになりました。リアルに子育てしてるとなかなかこんな気分になれないしね。
終着は嵐山なんだけど、ここも久しぶりに来た。良くある竹林の中の柴垣の道を散歩。たくさん点在するお寺の中から、祇王寺か落柿舎かを迷って落柿舎へ入る。もう既に観光客がたくさんルートを歩いていて、苔蒸した良く手入れされた庭も見たかったんだけど祇王寺はきっと人だらけだからと想像して・・・。静けさのない京都のお寺って魅力3割減だもんね〜。こじんまりとした落柿舎はやはり人は少なくて、雨が振ったりやんだりの肌寒い天気の中で紅葉にはまだ早いけど紫式部の実がつやつやと秋の気配を漂わせていた。帰りのトロッコ列車の駅では虹が見えました。
しかし急に寒くなってきたからか疲れが出てるのか夜の外食の座敷でぐりぐら8時なのに、寝る体制に入っていた。起こすのも大変なんだけどこんな時間から外で寝ないで〜〜(笑)