祇園で夕方から、とある仕事のクライアントとオールスタッフでゆっくりコースで出てくる料理を食べて、日本酒飲んで。和やかに美味しいものを食べられるのって人生の幸せだなあ。そのあと夜桜の下で熱燗を飲んだけど雨がぱらぱらと降ってはやみを繰り返していてまだまだ寒い〜。でも今週末のここの凄まじい人出を考えたら今来たのは正解かも。
今日のお昼は京都の町屋の取材。100年前の使い込まれた家に、まだ旧暦ということでまた由緒正しい古い雛が飾ってありました。京都の町屋は「うなぎの寝床」というだけあって、表に面したところを横とすると、その奥が4倍ぐらいあり、中に明かり取りと風通しのための坪庭が2つばかりしつらえられている。当主のコメントで1200年の中で文化が醸成され、いらないものを極力そぎ落としていったところが京都の粋につながるという言葉にしみじみ。人間が豊かに生きていくのに確かにそれほどたくさんの「モノ」はいらないのかもしれないなあ。何かゆかしい年度最後の日です。