気持ちいい程降る雨が朝方上がって夏っぽい日差しと風が吹く午後。ちょっと仕事関係で欲しい本があり、メガ書店に行って帰り道「ああー気持ちいいなあ」と気分がほぐれる。相変わらず日々いろいろ追われていて、持ち帰り仕事もこなしているけどこういう一瞬で気持ちを切り替えられるっていうのは自分でも得な性格だと思う。
子供たちもそれほどの心配事もなく日々を楽しく過ごしている感じが伝わってくる。ぐらは小学生らしくどんどんしっかりしてきたし、ぐりもよく家に帰ってから私の手伝いをしてくれ、ふたりとも明るくよく笑いよく話をしてくれて感情もとがったところもなく健やかだと感じる。これからまたいろいろあるんだろうけれど、今現時点では「すべて世はこともなし」かな。
この言葉は「赤毛のアン」の最後の締めくくりで、夕暮れの自然の美しさを静かな中で眺めながらアンが口にする台詞。出典は他の何かだったはずだけど。(調べたらブラウニングの詩からの引用だった)。少女チックなところは微塵もない性格な私だけど、この「赤毛のアン」の自然の中の生活と「あしながおじさん」の楽しい寄宿舎生活はモチーフとして今だに好き。もう過ぎ去った時代への郷愁もあらたに加わって好きという気持ちに厚みがでてきたような。
続くときには続くもので、先週書いた友達とはまた別の大学の友達、そして仕事関係の長年の友達とそれぞれ久しぶりにランチ。大学の友人はぐりと同じ年の子供がいるんだけれど、とうとう退社するということを知らされる。話を聞いているとしっかりした企業だからこそ、仕事ができる彼女だからこそ調整が難しいいろんな問題があり、そして一人息子の小学校進学での自分の親がかりでは難しい事情があり。残念なんだけど彼女だから何をこれからやっても大丈夫とは思えるけれど。でも寂しいなあ。
仕事関係の友人は「白ワインを飲みたい気候になったから」という私的インサイトに刺さる誘い文句でやってきた。昼からお互い顔に出ないのをいいことに、良く冷えた白ワインをグラス2杯飲みながらおしゃべり。子供のことや仕事のこと、すべて一発解決には当然ならないんだけど、何でも「続ける」ことに意義があるなあと鷹揚に構えられるようになってきたなあと。これもアラウンド40ならでは、かなあ(笑)