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  2009-03-24 ‖Tue‖   

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  京都のレトロビルにて

ピアノ発表会の日に実は来年の学童の説明会だったのだけど出席できず。でも説明会は絶対出席ということで月曜日の朝に私だけ呼び出されて説明を受ける。ぐらの時にはシステムに慣れなくて少し緊張してたけど、今回は小学校の説明会と同じくまったく同じなので15分ぐらいで終わる。こっそりぐらのランドセル置き場にポストイットで「かあさんさんじょう!」と貼って学童をあとに。半休を取って昼からは京都のクライアント直行の予定だったのだけど、早く終わったのでそのまま京都に。目的は知り合いのギャラリー展覧会を覗くため。

私の実家の二つとなりにうちの母が親しくしている家があった。うちも私と妹の姉妹だし、そちらも10年ぐらい下だけれど姉妹だった。お母さんが小さくてとても可愛らしい美人で娘二人もそんな感じ。お父さんは広告代理店勤務だったけど私が小学生の時には癌で亡くなっていた。母同士が行き来していてそれが縁で上の女の子の家庭教師もやったことがあり、ぐりやぐらが生まれて実家に帰ったときには遊びに行ったりしていた。

クリエイターだった父親の教育の方針だったのか小さい頃から絵を習っていたなあ。その頃絵を習うってのは珍しかった記憶がある。血は争えないというか、そして姉妹揃ってクリエイティブな道に進む。姉のほうは京都で芸大の非常勤講師をしながらテキスタイルの作品を作り、妹は沖縄で焼き物作家になっている。姉の女の子から展覧会の葉書をもらったので行こう行こうとクライアントへの日程を睨みながらやっと実現。

クライアントは四条烏丸になるので、そこからギャラリーのある河原町までてくてく歩く。桜までもう一息だし今日は寒かったけれど、京都の町は外人さんも学生も多くてやっぱり独特の雰囲気。阪急百貨店を目の前に右に折れてしばらく歩くと、古い雰囲気のあるレトロビルが。ここがギャラリーらしい。ちなみに1階は「ミナ・ペルホネン」のショップが入っていました。

古い階段の奥にあるエレベーターで最上階5階まで上ると、小さな部屋に分かれているギャラリーがあってそこの一部屋に展示されていた。真っ白な部屋に繊細なテキスタイルの靴下やマフラーが。しばし佇んで雰囲気を楽しんだ後、本人は不在だったので記名して部屋を後にする。フィンランドに短期留学して羊毛の糸を紡いでいますなんて葉書が来ていたときもあった。なんだか羨ましい人生。



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その二つとなりに「子供の絵本」のギャラリーがあったので覗く。日が差し込む小さな天井の高い白い漆喰の壁に、モスグリーンの天井まである書架。そこに絵本から児童文学までぎっしり。やっぱりメガ書店とは違う、本のチョイスに時間の奥行きのあって非常に「京都」っぽい品揃え。「冒険者たち」や「ジムボタン」なんかのハードカバーも揃っていたなあ。ぐらが図工のときに先生に習って気に入っていたブルーノ・ムナーリの「木をかこう」があったので買って帰ろうとするも1500円が財布の中に無かった・・・残念!

1時間ぐらいでまたてくてく戻ってきたけれど、やっぱり京都は純粋なアートだけではなくてもっと身の回りのものに独特のセンスを付加することが受け入れられる土壌だなあとしみじみ。あー京都に住みたいです。住んだら大変だとは良く言われるけどね。

リフレッシュしてクライアントでミーティング。かなり前向きで意見の活発なミーティングで前に進んだ感あり。でも2時間かかって結局直帰でした。会社行ってない〜。


llcll@MOBILE at 03.24

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