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  2009-05-06 ‖Wed‖   

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  NAGI MOCA


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キャンプから生還(大げさ?)して、深夜の露天風呂で今が盛りの藤の花と半月を見ながら外気に浸って半身浴した次の朝は、お布団でぐっすり寝られたのもあって朝からすっきり。さてどこに行こうかと思っているとホテルのフロントで「NAGI MOCA(奈義町現代美術館)」のチラシを見つけた。ホテルから30分。現代美術空間好きとしては行くでしょう・・ということで行ってきました。山並みが美しい中に印象的な太鼓のような建築が目印。まわりはなだらかな美しい芝生。いい感じ〜。夕暮れの写真をHPから借りてきたけどこちらもいい感じですね。

その日までぜんぜん知らなかったのだけど、CasaBRUTUSやアート系の雑誌にかなり取り上げられてきた美術館らしく、掲載雑誌が山のように置いてあった。作品ありきで建築(磯崎新でした)と融合した美術館ということで、作品なのか空間なのか分かちがたい作品が3つ。コンセプトが太陽と月と大地で3作品の展示。






GWというのに笑えるぐらい人がいなかったです。現代美術館万歳!しばし写真の池の作品の前にベンチがあるので坐ってぼーっとしていると、誰も通らず微かな涼しげな水音が聞こえてくるくらい(笑)。空間なので人混みでの絵画鑑賞なんてとてもとてもできないぐりぐらも、遊び半分で部屋を巡って楽しめる。特に月の展示室(岡本和郎)は、広いところに声や音が美しくこだまする空間で手をたたいたり声を出したりして遊んでいた。太陽の展示(マドリン・ギンス)は大きな傾いた円柱の中に歪んだシーソーとベンチと鉄棒、それから壁面には龍安寺の石庭で頭上には下と同じデザインのシーソーとベンチ、それから鉄棒。中に入り込むと平衡感覚がおかしくなるのが分かる。しばらく「変だね〜面白いねえ」とぐりぐらとシーソーをこいで退散。大きな窓から外が見えるので、ぐりぐらは外の綺麗な芝生で持ってきたシャボン玉遊び。その間に静かななかに香りが漂ってて禁断状態になっていたコーヒーをダンナとティールームで飲みました。1枚目の写真はそのティールームから作品「大地(宮脇愛子)」を眺めたところです。何度も書くけどGWにはありえない静けさ・・・。美術館を出るまで2組の夫婦と1組の若いカップル、最後に4人の若いグループしか会わなかったぞ〜。

さてここからは、子ども企画。美術館に共通券があって2,3分で行ける「ビカリア・ミュージアム」へ。また美術館というわけではなく、1600万年前は海際だったこのあたりは、貝の化石が取れるということで化石堀り体験可能なので行って来た。結果的に大当たり。展示は簡単なものだったけど、町の人がお弁当を売っていたりのどかで暖かくでも寂れた感じがしなくていい感じでした。こちらはファミリーでけっこうな賑わい。

1時間ぐらい化石採掘場でかなづちで石を割り、これは?と思うものを持っていくとパンフレットを元に化石の鑑定をしてくれる・・・ぐりぐらともビカリアの貝や、カニのはさみ、葉っぱなんかの7,8種類の化石を掘り出しおみやげに。ぐらはこれがかなり楽しかった模様。良かったね。ぐらが割って見つけた中に巻貝の中がメノウやオパール、方解石で置き換わった「月のおさがり」という化石があって、指で磨くと薄い緑色で光っていました(下写真左・3つのうちの一番左のもの)。なかなか大人も楽しめます。

雨が降り出しそうだったので3時ぐらいに退散して渋滞が始まる前に帰ってきました。今回もいろいろ行ったなあ。今日ゆっくり1日休んで明日から通常運転です。


llcafell at 05.06

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