さて、まずは基本の成り立ちやなにやらをネットで情報収集してメモにまとめ、前家計のキャッシュフローを出した延長で「いったい自分がいなくなったら具体的にいくら必要か」を洗い出し、保険の構造を理解して上で最後に写真の「東洋経済」の特集を参考に。いやー今まで何も知らなかったも同然でした。
共働きの見直しの要点と盲点をいくつかご紹介。
●夫が死んだら遺族年金と遺族厚生年金が入ってくるが、妻が死んだ場合遺族厚生年金しか支給されない=下手すると妻が死んだ場合のほうが生活のやりくりが大変?
共働きの場合、遺族年金(相方が死んだときに厚生年金からもらえる金額)はモデル世帯をもとに設計されている。モデル世帯とは妻が専業主婦で子ども二人という家族。うちで計算したらもしダンナが死んだら、私は末子のぐりが18歳に達するまで10数万月額支給されるが、私が死んだ場合5万程度しか支給されない。
●第3の保険と言われる「医療保険」に加入を勧められることが多いが、実は企業の健康保険で医療費のほとんどはカバーできる。
日本は会社員であれば健康保険の制度が非常に充実している。まずトータルの医療費の7割は健康保険でカバーできる上、高額医療費には上限があって(年収の多いアッパーで15万程度)それを超える分は健康保険から支給される。また会社のシステムでその15万のうちかなりの割合で助成してくれることが多い。なので入院・手術した場合個室などのベッド代やその他の雑費分を医療保険でカバーすればよい。
●住宅ローンは団体信用保険に加入していれば、夫が死んだときチャラになる。
これはよく知られているけど、すなわち死亡保障のときに余分な金額を積んで掛け金を高くする必要はない。
●ガン保険には入っておくほうが賢明
ガンについては健康保険の対象外の先進医療で対応する場合があったり、再発などを考えると非常に高額な医療になるので、診断時に100万などまとまった金額を保証する保険にはいっておいたほうが良い。
オンラインのシュミレーションソフトはこちらのDIY保険がしっかりしているし、細かい変数も入れられるので重宝しました。第●生命のシュミレーションだとなんでそんなにいるの?というぐらい金額が跳ね上がってびっくり。
うちの場合、ダンナと私の収入が拮抗してるので、もしダンナが死んだ場合は住宅ローンなし、ぐりが大きくなるまで16万の支給だとすると・・・究極死亡保障がなくても生活レベルは維持状態なんだけど、私が死ぬと生活費はともかくぐりぐらの学費はしんどいかなあ・・・ということで、死亡保障を掛け捨てで安く厚いものに切り替えることに。あと、ガン保険を特約ではなく保障が厚い単体のものに入りなおし。ということで今まで入っていた保険は終身部分が少ないこともあって解約します。
よーしこれで家計の見直しと保険はやったぞ〜。必要にならなければなかなか踏み込むのが面倒なんだけど、いったん踏み込むととことんまでやるという自分の性格は健在でした(笑)。次は投資あたりを勉強だ〜って必要に迫られるのはいつかな?(笑)
余談。私が20代前半に「掛け金も安いし」と進められるままに入っていた年金保険。バブル崩壊前だったため運用益が良くて、60歳からもらえる年金は払い込んだ額の3倍もらえる「お宝保険」。たいした考えもなく入っていたけどこの年齢になってそのラッキーさに感謝です。