今、私の働いている業種はビジネススキームを速やかにシフトしなければならない大転換期。かつて商社にそういう時期があって、海外からの輸入品の調達がメイン業務からビジネスコンサルティングまで大きく変化して生き残ったと思うんだけど、それ以上の業務形態の変容が必要になっているとひしひしと感じている。単なるCM制作や社会現象となるコピーの時代は過ぎ去り、利権だったマスメディアのブッキングでは相対的なメディア金額投下が変わってきていることもあってまともに稼ぎ出せなくなってきている。生活者を熟知した上での新しいビジネススキームの提案がメインになるだろう。当然その波に乗り遅れた社員は切り捨てられること必須。今私の業務はWEBを中心にした複数メディアのクロスの構造提案が多い。単純にメディアを提案するのにも「なぜそれが適しているのか?投資対効果は?」というエビデンス無しではほぼ決定は出ない。子どもを生んで復帰してまともな業務をやるならここだろうと踏んで今まで仕事してきたことは、間違ってなかったんだなあと思う半面これからの激変時期を生き残れるか・・・。不安はあります。
とそんな中ぐりぐらのオープン参観。いつも夕食のときに細かい状況まで聞き込んでいたぐりのクラスの様子が見られて楽しかったです。授業中にふらふら歩いている子、いたいた。先生も担任以外に1人別にクラスについて、常に子ども達のざわつきを押さえる役割らしい。いやー。昔のように張り倒すわけにもいかず先生もなかなか辛いんでしょうね。ぐりは国語で「おおきなかぶ」、ぐらは音楽でリコーダーをやっていました。私は小さい時、言いたいことをあまり言わず友人と喧嘩もそれほどしなかった記憶があるけれど、ふたりとも喧嘩したり仲直りしたり友人との間で揉まれて、結果自分の言いたい事をきちんと伝えて客観的に判断する能力は、私のその頃よりも格段に高い気がする。勉強が出来るより何よりこれからは多分、そういう能力があることは強みになるよ。未だに判断は出来ても意見を通すことが下手な母はつくづくそう思います。
今週末はゆるりと過ごします。仕事があまりに現実的で緊迫感があるのでバランス取るのに、うまく言えないけれどいい意味での「無駄」時間を過ごしたい。ダンナが突然「枕はそば殻!!」と家族4人分調達してきた枕に揃いの枕カバーを作る予定。麻の素朴なギンガムチェックに椰子殻ボタンはネットですでに調達済み。枕カバーだからあっという間にできるかな〜
Cafeさん
大変ご無沙汰しています。以前chihirBlogを書いていたChihiroです。覚えていらっしゃいますでしょうか。
ふと、CafeさんのBlogを思いだし、探し出したときに見つけたエントリー。(コメントを付けたつもりが付いていませんでした。。。。)
>私の働いている業種はビジネススキームを速やかにシフト
私は現在コンサルティングファームにおりますが、自身の会社はもちろんのこと、またあらゆるクライアントの会社が新たな姿を必死で模索しているのを感じています。少子化による人口減少、歴史上類を見ない高齢者割合の増加、輸出立国を支えてきた電機・自動車の緩やかな衰退(←私の主たるクライアントですが)などの外部要因があるなかで、日本の立ち位置はどうなるんだっけと最近思っています。
自分たちの子供の世代に「より良い未来を」と願いつつ、一個人として何ができるのかなぁと漠然とした無力感を覚えている自分がいます。
いまは芦屋を離れ、実家の東京八王子に戻って活動しています。2年前に遅まきながら娘が生まれ、寝不足の中で子育てを楽しんでいます。
先日、大阪・神戸・芦屋・淡路島を旅行しました。海遊館からサントリーミュージアムを見たとき、Cafeさんからいただいたチケットのことをふと思い出しました。その節はありがとうございました。
それでは!
Chihiroさん
コメントありがとうございます。お久しぶりです。
お元気でいらっしゃいますでしょうか?
思い出してもらって訪ねていただいたこと、本当に嬉しいです。
細く長く同じアドレスでまだ続けておりました。
ほとんど、自分のライフログ化していますが。
ブログを始めた頃には、WEBがこんなに世の中を変えるとは
予感はしていましたがここまでとは想像していなかったです。
私の業界はメディアに直結している分だけ、書いたように
どこよりも早急な転換を求められています。
けれど自分も含めて既得権益に飼いならされている
社風がどこまでこのスピードに追いついていけるか、
毎日不安を抱えて仕事をしています。
今の世の中は多分、どこの業界も必死だと思いつつ。
娘さん、2歳になられましたか?大変ですが可愛い盛りですね。
私も子どもの笑い声を聞いたり、明るい様子を可愛いと思いながら
「この子達が大人になる頃に、きちんとした世の中を
親世代をして渡していけるのか」と日々思っています。
世の中をより良いものにしていくと同時に、どんな環境でも
しぶとく生き残っていける精神力を子どもに持たせなきゃとも。
サントリーミュージアムも、この不景気のあおりで実は
閉館してしまうんですよ。寂しいですね。
お互い、親世代として前向きな気持ちを失わずにいたいですね。
それでは。