京都とはまた違う渋い意匠が奈良のお寺や仏像の醍醐味。建物も1300年を経て尚美しい組み上げに感心してしまった。今仏像を巡るのって確か流行ってるんですよね。各雑誌結構特集を見かけます。さすがにシルバーウイークだからかかなりの人出だったけれど、秋晴れの中のんびり巡るのはなかなか良かった。宝物殿ではるか昔の小学校の教科書に出ていた聖徳太子の掛け軸があって、ぐりぐらに「これもうちょっとしたら教科書に出てくるよー」と教えていたら、隣の父娘が同じような話をしていた。父の教科書は私と同じ掛け軸の聖徳太子だったけど、娘の教科書にはその隣にある像が載っていたみたいな話が耳に聞こえてきて思わず「そうなんだ〜」とまじまじその像を見てしまった。そこに並んでいる仏像のほとんどが「国宝」か「重要文化財」。また連休をはずして実家に帰るときにゆっくり見られたらいいなあと。
実家では母とおしゃべり、ダンナがビールを飲んでのんびり昼寝している間近くを散歩。稲穂が実って彼岸花が咲き、風が吹き渡る気持ちの良い夕暮れでした。その後回転寿司で外食して、山之辺の道あたりでこれまた古い古墳をろうそくでライトアップしているのを見に行く。煌びやかじゃない仄かな灯かりが幻想的だった。奈良は遷都1300年でいろいろイベントが盛んだけど派手ではなくて、奈良にゆかりのある私はやっぱりこののんびりとした鄙び方が好きです。
ぐりぐらがどうしても泊まりたいと聞かないので、着替えもほとんど用意してないけれどとりあえず実家へ置いてきた。あさって再度お迎えに行く予定です。明日は出社予定。