夜走ってワイン飲んでゆっくりしてTLを眺めていたら、ニューヨーク近代美術館(MoMA)から、現在開催している展覧会「Talk to Me」展の日本語でのライブストリーミングツアーがあるとのアナウンスがあった。見るとちょうど夜の12時からというので、iPhoneで待機しながら台所で見始めた。質問はハッシュタグでとのこと。
展示は身近なインタラクティブな作品なんだけどコンセプトが斬新で面白い。キュレーターの腕の見せ所なんだろうなあこういう展示は。その中で「tweenBOT」という可愛らしい小さなロボットが「私を助けて」という旗を立てて、NYの街中に放たれるプロジェクトがあった。直進のみしかできない愛らしいロボットがあちこちでつまづくたびに、まわりの人たちから助けられながら目的地に向かうプロジェクト。
ハッシュタグで気軽に「こういうインタラクティブな作品は子どもにも人気があると思うけれど、世代によって反応はどうでしたか?」と送るとそのストリーム中に「こんな質問がありました!子どもは旗の字が読めないから、大人も一生懸命助けてましたよ」と。わざわざその展示まで司会者が戻って説明してくれた。何だか・・・心から感動しました。NYと日本、時間も距離も越えて家にいながら、MoMAの展示を説明つきで見られて質問すれば答えてくれる。手軽に。なんて素晴らしいんだろうと。
いつかこの記録を数年先に読むことがあるかもしれない。その時はもっとWEBの世界は進歩しているだろうな。でも、この感動はなかなかないかも。なので記録として。