火曜日はお休みを取り、ぐりの日本脳炎追加摂取→ぐらは自習室、私とぐりは映画と思って通常の時間割で進めていたら、日本脳炎の摂取に予約が必要なことが行ってみて判明・・・とほほ。出鼻をくじかれたなあ。
なので午前中戻ってカーテンを軒並み洗濯、ずっと気になっていたほつれかけていたところをミシンを久しぶりに出して全修理。かなりの達成感。そのあと昼から3人外に出て、私はぐりと映画館へ「おおかみこどもの雨と雪」を観に。
「サマーウォーズ」に比べるとしっとりしてるというか、より日常の繊細な表現が記憶に残る映画。ストーリーは狼男との間に生まれた姉弟をひとりで育てる母親という架空でファンタジックなものだけど、それを取り巻く演出がリアル。大学(一ツ橋がモデルらしい)や部屋の様子、越していった長野の里山や自然。ここまで追求するかというぐらい日常のそのひとつひとつの風景を切り出して美しく表現していたと思う。
そしてその上にのってくるストーリーは、主人公の母親の花が、狼男と恋に落ち子どもが産まれるも狼男は死に、赤ん坊からふたりの姉弟を育てその子どもたちが巣立っていくまでの物語になる。ちょうど小学校高学年のこどもふたりを持つ私は、赤ん坊の頃の大変さや愛しさを振り返りながら、心が育って自立していく子どもたちを母親が手放す気持ちなんかを想像して身につまされた。ぐりは小学生の姉の反応なんかに思い入れを持って観賞していたけど、どちらかといえばこの映画は母親が観ると感動が深いかなあ。大変なことは多々あるけれど、必要とし必要とされて母子として過ごす蜜月はあっという間に過ぎ去る。それが自然だし喜ぶべきことではあるけれど、その時間の美しさや切なさみたいなものを改めて感じられた。
観終わったあと、フロレスタでドーナツを食べて帰りたかったけれど、ぐらが戻ってくる時間のほうが早そうだったので我慢。そのぐらいは一応受験生に気を遣わなきゃね。