平日だけど夏休み期間ということもあって子供連れ多く、おまけにみなとみらい地区だから休日の人出並み。美術館の中はそれでも窮屈なこともなくてゆっくり観賞できた。ざっと観て気に入った絵の前の椅子に座りぼーっと眺めるのが好きな私、今回は「春少女」の前でした。来ていた子どもたちもリラックスして観賞していて、あちこちから「可愛い〜」という声が聞こえる。今回「あれっ?」と思ったのは子どもから少女になる、儚さや子ども特有の残酷さみたいなモチーフの他にも、母親になったばかりの頬のふっくらした女性のポートレートがあったこと。確かに女性として自分の内的なものや外的なものががらっと変わっていく変化に戸惑うタイミングなんだよね。その後前は寄れなかったミュージアムカフェでゆっくりコーヒー飲んだ。幸せ〜。
その後ホテルにチェックインして、重い荷物を整理してゆっくり。ナチュラルローソンで白ワイン1本買い、近くの飲食店調べるもサラリーマン向けっぽい居酒屋しかなさそうなので、パスタやおつまみなんかも買ってシャワー浴びてのんびり。極楽極楽。少し落ち着いてから「そういえば週末だから美術館は延長してるはず」と調べると、三菱第1号館美術館があと1時間半開いてる。電車で10分ぐらいだったので足を伸ばしてみる。丸の内の金曜日の夜をぶらぶら歩いていると瀟洒なレンガ造りの美術館が。バーン・ジョーンズの神話的で幻想的な画風をざっと眺め、建物の内部の美しさも観賞できて満足。しかし週末を楽しむ丸の内OL&ビジネスマンがあちこちにたくさんでちょっと寂しかったかな。今度はゆっくり訪れよう。
戻っても自分ひとりの身じまいだけでよくて、あまりに暇でかえって落ち着かない。いつもは渇望しているひとり時間も、いざその場になるとこんなものなんだなあ。