というわけで前哨戦としてレイトショーでちょうどいい時間にある「天使の分け前」観てきました。ちょうどシネリーブルなので出来立てのグランフロントの前の回廊を通って行く。グランフロント天井も高くて店も良さそう。またほとぼりが冷めたぐらいの時にゆっくり行くかな。
白ワインハーフ持ち込んでゆっくり鑑賞しましたが、なかなかイギリス的ユーモア効いてて楽しかった。イギリスの下層階級の主人公、軽犯罪に手を染めるも恋人との間に新しい命も生まれて人生を変えたいと思うも、環境がそうはさせず・・・となかなかシビアなイギリスの現実を映しているなあと思いつつ、暖かい更生委員のオジサンに連れていかれたウイスキーのテイスティングで自分の才能に気づく。ウイスキーのオークションが開かれる場所の情報を入手して、仲間たちと潜入、コン・ゲーム的な展開で市場最高のウイスキーを手に入れるお話。悲惨な立場なのだけどそれをユーモアで笑い飛ばすイギリス的な笑い、良かったなあ。あとウイスキーの蒸留所のあたりの自然の美しさ。イギリスやっぱり好きです。ちなみに「天使の分け前」とはウイスキーが樽の中で熟成されるときに少しずつ蒸発して少なくなっていく、その少なくなったウイスキーのこと。いい言葉だよね。ワインにも同じような言葉があった。映画の蒸留所の中は、前に訪問した山崎の蒸留所と静謐さや落着きは一緒だった。酒飲みはいろいろ楽しめる映画でした〜。
今月は仕事に余裕があるから1か月で3本映画観られた〜。この趣味は子供の手が離れたらもっと加速して楽しみたいとこです。