美術館と夏季友人飲み
完全に会社はお盆モード。電話も少なくてお昼にかけて「今行かなきゃいつ行くの?」っていう訳でお昼に「一角獣と貴婦人」展@国立国際美術館に。暑いしお盆だから人は少なめ?の予想通りまばらまではいかないまでも、ゆっくり観賞できたかな?もともと日曜美術館の原田マハの回でじっくり予習していたのもあり、展示もメインのタペストリーを、動物の種類や植物のモチーフ等いろいろな角度から掘り下げる展示だったからゆったり落ち着いて楽しんだ。個人的には「第六感」と「味覚」の全体の構成が好きかも。一角獣が貴婦人の膝に両足を揃えて座るタペストリー「視覚」は、はるか昔に私が何回も何回も読み込んだ百科事典「美術」に出てきていた。今本物に邂逅できるのは嬉しい。あとは常設のコレクション展で船越桂の彫刻に会えたことかな。この人の彫刻は楠の木で暖かみがあって、でも人物の表情とその彫刻につけられた題名が何ともいえない胸のざわめきと痛みみたいなもの。郷愁みたいな感覚を呼び起こすなあと。
その後は仕事が終わって、いつもの飲み友達と夏の盆飲み。かなりワイン開けて言いたいこといって笑いさざめいて終了。まあ、子どもたちの教育のこととかメインなんだけれど、いつかはその話題も移り変わっていくんだろうね。
そして次の日はお休みで家族でお盆のお墓参りへ。雑木林の中にお墓があっていつも訪れるとその緑深い雰囲気にほっと。お水とお線香とお菓子を持ってそれぞれ家族で分担してそれぞれのお墓に配って手を合わせる。私は父母のお墓が遠方にあるので馴染みがあまりないのだけれど、この年に4回のお墓参りは子どもたちが小さい時から途切れずお参りしていて、子どもたちの中にも深く根ざしているんだろうなあと。
その後、家族でジプリ最新作「風立ちぬ」を観にいきました。その感想は別途。
おまけ。今「あまちゃん」でブレイクしているミズタクこと松田龍平の「アクターズファイル」、図書館にあったので借りてきた。表紙と表4の松田龍平が文句なしに雰囲気があって格好いい。昔「ハゲタカ」を観ていた時はいい役者だと思っていたけれど、そこまで格好いいとは思わなかったなあ。多分年を経た分それだけ雰囲気も柔らかくなって余裕が感じられていい男に近づいた感じがします。もともと剃刀のようだった危うさが減って静かな佇まいのほうがクローズアップされた感じ。この本の中でインタビューされた映画監督も言ってたけど、40代ぐらいには凄まじくいい男になるのでは〜。
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