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  2014-08-01 ‖Fri‖   

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  映画:マダム・イン・ニューヨーク

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木曜日、残業して早めに切上げビブリオテークでワイン+夜ご飯をさくっと取ったあとにシネリーブル行ってきました。レイトショーもなかなかいいね。映画は「マダム・イン・ニューヨーク」。梅田のシネリーブルは新梅田シティのビルの中にあるから、暑い夕暮れは展望台に行く外人で一杯・・・。ここ、近未来的で外人向けのガイドブックに大阪名所として書かれていると聞いたことがある。

あらすじはインドの裕福な家の専業主婦として暮らす主人公シャシが、姪の結婚式のために単身NYに渡り、その先でひとりの人間としての自信と自尊心を取り戻すお話。英語を使えないのは家族でシャシだけ。娘と息子は当然英才教育で学んでいて、母親の発音の悪さをエリートの父親と笑ったりする。けっこうここで実は違和感あったりするのだけどね。インドの家族のあり方とかを考えると女性の地位ってのはやっぱり過渡期なんだろうね。

料理がうまくて家族には自分が必要という考えに囚われていたシャシ、意外にも残してきた家族は祖母がいるというのもあってどうにか回っている。NYのコーヒーショップで英語が喋れず列を止めて周りからの冷笑に傷つくところから、優しい姪の助けを借りて1ヶ月限定の英会話学校へ。ここのいろいろな出自の仲間達とほんのり恋っぽいやり取りもあったり、それぞれの事情を暖かく包み込む暖かい関係が出来上がっていく。その仲間たちのお陰でのびのびとした自分らしさを取り戻し、最後は姪の結婚式のスピーチを英会話学校の卒業試験を兼ねて仲間達を招待した前で英語で送る。その内容がたどたどしい英語ながら、すべての世界の女性に向けてのメッセージに聞こえました。結局、家族は繋がりが深いけれど、それに甘えずそれぞれのメンバーはお互いにひとりの人間としての敬意を持たなければならないよね。そのシンプルな大前提が普通になれば、どの国のどの女性だって、いや女性に関わらずいろいろな人間に対してフラットで住みやすい世の中になるんだろうなあ。

あと、主人公のシュリデヴィが美しくてたおやかでついつい何回も見惚れていたけど彼女って実年齢50歳なのね。アメリカにわたった姉の子供達はもう米国人になっているのだけどインドの結婚式や風習、そしてシャシの作るお菓子がとても魅力的だった。やっぱりインド映画だから踊りや歌はあるんだけど、突然感はなくて良かったかな。噂どおり「観て良かった」映画でした。

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llcafell at 08.01

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