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  2003-03-16 ‖Sun‖   

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  連続性のある人生

いつも私たち夫婦が見る番組に某系の「人生の楽園」という番組がある。ま、一言で言えばリタイアした夫婦とか、サラリーマンをやめて何かをはじめた夫婦とかが自分たちのやりたいことを充実してやっていることを紹介する番組。今日は京都のおはぎ屋さんを祖父から継いだ私達と同じぐらいの夫婦の話だった。

こういう番組を二人ともけっこう楽しんで見てしまうってのは、結局二人ともサラリーマンである今にさほど満足してないってこともあるんだろう。といっても外の世界に野心があるわけではなく、サラリーマンとして従事している仕事があまりにつまらないとかそういうわけではない。年を経てほんのひとにぎりの人を除くと、組織のなかで不要になっていきそして定年を迎える、その人生の時間の使い方があまり納得できないのだと思う。定年を迎えても健康であれば余生は何十年と残っている。それから新しいことをはじめるとしても、やはり若い頃の10年で吸収できてアウトプットできる能率は期待できない。

年を経ればそれだけのものを持つという人生を送りたい、と思う。職人気質なのかもしれないな。組織の論理からすると定年で強制的にその人をリセットするのは当然なのかもしれない。だから自発的にそのシステムから抜け出て「自分の生活」を自分でやっていきたいと思うのだろうな。

とはいっても小さな子ども二人を抱えていてはなかなか夢だけを追求するわけにはいかないので、こういう番組をみて圧を抜いているんだろう。と自分で自分を推測してみたりする。でも最終的には自分で納得した連続性のある何かをする人生を歩みたいもんです。


llcafell at 03.16

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