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  2003-04-14 ‖Mon‖   

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  ひそやかな哀しみ

停電の夜に
この前家に遊びに来た友達が「ありがとう、返すね」とこの本を持ってきた。ぐらがほんの赤ん坊の時だったから正直本を貸したのは覚えていたけど、内容までは覚えていなかったので再読。2000年ピュリツアー賞受賞の短編集。人に勧めるってことはかなりいいと思ったはずなのに忘れるなんて。

淡々とした文章につづられる哀しみを思い出した。ああ、そうだった。私はこの文体が好きだったんだと思い出した。一話目は蝋燭の灯されたキッチンで、続く停電の夜ごとに秘密を打ち明けあう若い夫婦の話(ぜんぜん核心をついてない説明だなあ)。もう私は一話目の主人公である夫婦の妻の年より、友達に貸している間に一つ上になっていた。新聞の評はこちら


llcafell at 04.14

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