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  2008-09-25 ‖Thu‖   

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  無銭優雅

musenyuuga.jpg
彼岸にはダンナ実家でお墓参り。1年ごとに繰り返される穏やかな日。ぐりぐら、連れてくるだけだったのがお墓にお菓子を配り、水を上からあげる仕事をいつのまにか担っている。これが10回、20回、30回と続くうちに私は年老いていくのだろうなあ。

内示が出た席で、局長も入れて元上長との話し合い。平たく言えばセクハラパワハラがらみの話で直接対決・・・というなんとも居心地の悪い席だったのだけど私から所望したこともあり。このまま流れで異動するだけでは仕事はあまり変わらずとも、会社のポジションとしての私の不利が目に見えているので逃げずにやってみた。でも、どうも自分でも思うのだけど詰めが甘い、というか鬼になりきれない。当然なりきれなかったことによって自分へまた不都合が降りかかってくる可能性もあるんだけど、それは自分の優しさ、というか甘さがまいた種。仕方ない。まあ私の言葉の持つ意味が、彼にとってはトドメにはならないけれど釘を刺すぐらいにはなった、と思う。

本を今少しずつ整理しているなかで、今読み返している「無銭優雅」の中に出てきた言葉、「世の中には身に起こったことを良い他人事にできる人と、そうでない位他人事にしてしまう二種類の人がいる」を思い出す。そう、どんなことでもユーモアを含ませてやり過ごしたいところです。

この「無銭優雅」庶民っぽい40前半の男と女の恋物語なのだけど、楽しげに普通の生活をふたりで軽妙なやりとりをしながら過ごしていく模様が書かれている。自分もこのステージにいるけど、こんな年齢になっても大人になりきれないところはあることが実感できるからこの物語を呼んでいて楽しい。それもこの年代でいろいろなものを背負っていて、それだからこそ軽妙さが魅力的だという二重底のような楽しみを味あわせてくれる小説。脇に出てくる人たちも良い。山田詠美、あまり数を読んだことはないけれど、時々出てくる言葉の使い方の妙と挿入されている昔の小説のフレーズが効いている。特に最後のフレーズは良かったなあ。

と恋愛小説で楽しんだ後は、明日はぐりのおいも堀り遠足、あさってはぐらの運動会とお弁当2連続。そろそろ寝なきゃ〜

llcafell updated at 11:18 PM
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  2008-09-14 ‖Sun‖   

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  ちいさなあなたへ

someday.jpgpooka.jpg

大型書店に行くと、ぐりぐらとも好き勝手に好きな本を取ってきて、子供のために設えられたコーナーでしばらく没頭してくれるのでけっこう大人もゆっくり本を読める。今日いろんな書架をさまよった後、買ってしまった本の記録。

とても絵本好きという性格とは程遠いけど、振り返れば思い出したように絵本を買っている。「ちいさなあなたへ」、帯に書いてある「母であることのすべてがつまった絵本」に惹かれ立ち読みしたら最後のページで思わず泣いた。まあ、今の私とぐりぐらいの娘がリアルタイムの絵本の中での設定だから自己投影というのもある。でもいかんなあ〜自分が母であるから母ネタでこられるとほぼほぼ涙腺が緩むのが自分でもシャクなんだけど。しかしこの絵本、アメリカでは発売された途端にあっという間にハリポタを押しのけて1位になったそうだから、きっと絵本に出てくる「母から娘への想い」というのは普遍であり世界に共通するものなんだろうなあ。説明すればするほどなんだか本の本質と離れてベタッとした感情の羅列になりそうなので、興味のある方は本屋でぜひ立ち読みしてください。必ず、ほぼほぼ最後のページで泣くこと請合います〜。そう、思い出してくれるだけでいい。それだけで母親として報われる。

あとは「酒井駒子小さな世界 (Pooka+)」、昔からこの人が好きなのはここで書いてきたけれど、最近は絵本だけではなく児童書の装丁なんかも多くなってきた。恩田陸や角田光代の装丁もあり。彼女のアートワークが一覧で見ることができるため購入。相変わらずなんとも表現できないぐらい懐かしい叙情を感じる彼女の絵、こんな表現がもし自分にできるならやってみたい。

あとは最近好きな川上弘美の「ニシノユキヒコの恋と冒険 」はちょっと軽い感じなので電車用です。

ぐら忘れ物事件追記:実は参観の次の日、夕方携帯にぐらから電話あり。何やら算数の宿題が出たのに一式学校に忘れてきたらしい。連続忘れ物に「学校まで取りにいってき!」とまた噴火しながらも、もう暗くなってきて危ないから「自分の責任なんやから週明けに「宿題忘れました」といいなさいっ!」と語気荒く電話を切る。その後また電話がかかってきて、どうやら学校まで取りにいったとのこと。電話をくれたときにはいつも寄らせてもらっている友達の家にいてたんだけど、そこに4人ぐらいいた男の子たちがついてきてくれたらしい。結局算数はその日は持ってきてなくて、家にあったことが学校について判明したらしいんだけど(気づいてよ・・・)、友達ってありがたいと思っただろうなあ。その経験ができただけなんだか結果オーライという感じでした。

llcafell updated at 09:18 PM
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  2008-02-14 ‖Thu‖   

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  きのう何食べた?

kinounanitabeta.jpg
どこかの雑誌の書評に掲載されていて「読みたいな〜」と思っていたタイミングで、私の食いしん坊を知っている同僚から回ってきた漫画「きのう何食べた? (1) (モーニングKC)」が面白かった。というより出てくる家庭料理がほんと、美味しそう〜。主人公は42歳でハンサムな弁護士シロさんと40歳ぐらいの美容師ケンジのゲイのカップルなんだけど、別に色っぽい話が出るでもなく淡々と日常が過ぎていく。毎日6時に帰り料理するのはシロさんの役目で、この料理がけっこう私好み。材料調達は常にスーパーの底値なんだけど、懲りすぎていずさっと作れる美味しそうな料理の品数が並ぶ。アマゾンの書評に「これを見て料理を作ってしまった」というコメントがたくさん出ていて、同僚も2,3品作ったというからかなり「美味しい家庭料理」のツボを突いているんだろうなあ。漫画の冒頭で料理を作りながら彼が「難しい弁護士としての案件をスムーズに着地させた時に匹敵する満足感を、毎回の夕ご飯の支度で味わえるってすごい」みたいな台詞を言っていて、そこまで見事じゃないけどなんか分かるな〜と。3品程度だけど同時進行で30分でフィニッシュする時には、台所まで綺麗に片付いている状態に到達するとそういうささやかな達成感、あるもんなあ。でも「美味しんぼ」みたいに料理がメインになるわけではないところもいいです。
llcafell updated at 03:00 PM
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  2007-11-20 ‖Tue‖   

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  今年のクリスマス絵本

gurigura.jpgtebukuro.jpg 一斉に店先がクリスマス一色になってきて、今年もいろいろと年末に向けてtodolistの書き出しをする季節になってきた。毎年が早いなあ・・・。粛々と少し余裕のある時にこなしていくタスク第1弾としてまずはぐりぐらの絵本調達。保育園に選んだ絵本を預けておいて、クリスマス会にもらうという毎年恒例のイベントで、今年はぐらは小学生なのでいらないんだけど買った。最近ぐらが朝の宿題で「くじらぐも」を毎日音読しているのだけど、これは私も習ったんだよな〜懐かしい懐かしいと聞くたび思っていて、そういう昔自分の習った断片の物語が気になる訳ですね。ということでぐらには「手ぶくろを買いに」、話も良いけど黒井健の挿絵も良い。この人のみっしりとした灯りの明暗の描き方が好き。

relieur.jpgさてクリスマス絵本もかなりいろいろ揃ってきたので、基本にたちかえりぐりには「ぐりとぐらのおきゃくさま」そういえばハンドルはぐりぐらなのに、うちには「ぐりとぐら」の絵本って小さい「ぐりとぐらのあいうえお」しか無かったなあ〜。そして毎年恒例自分には「ルリユールおじさん」。本屋に行く度に「買おうかな〜やめとこかな〜」と思っていた絵本で、本の装丁を扱う職人と少女の交流のお話。非常に挿絵が美しく内容も「本好き」にはたまらない感じ。作者の最後の巻末の言葉「本は時代を超えてそのいのちが何度でもよみがえるもの」という言葉に感じ入る。

さてさて、次は年賀状の作成か・・・クリスマスツリーも出さなきゃ。今年のオーナメントは布リースを作る予定で、すでに布は調達済みなんだけどそこまで果たして手が回るかなあ。

追記:家に帰ってきたらぐら、「くじらぐも、音読暗記できた人は次の「ずーっとずっとだいすきだよ」の音読だよ〜」とのことで、たまたま持っている絵本が教科書にのっていたのでした。こんなこともあるんだね・・・ってこのエントリに教科書に載ってるって書いてるじゃん。すっかり忘れてたよ。

llcafell updated at 04:46 AM
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  2007-10-30 ‖Tue‖   

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  夜のジンファンデル

yorunozinfandel.jpg
読書はほぼストップ状態ながらちょこちょこと、思い出したように短編、それも女性の作家のものを読んでいる。篠田節子は「女たちのジハード」みたいな元気なものも面白いんだけど、この人の真骨頂は多分人間の深層心理にするりと入り込むホラー的要素。そういう短編を編んだハードカバー。

それぞれにそういう味付け、最後の団地の人間関係に潜むなかなかシュールな世界の「コミュニティ」なんか良く出来ているなあと思ったけど、今回やられたのは恋愛短編「夜のジンファンデル」。40代の大人の恋愛なのに恋愛に至らない、そのもどかしさと心のやるせなさがうまく書けていて「ああ、これ好きだな〜」と。このやるせなさも昔の主観的なものと違い、ひたすら周りの状況も見えながらそれでもせつない、というか。

恋愛小説は本を読んで昔と読後感が最近がらりと変わるなあ・・・と良く思うジャンルだ。昔10代から20代にかけては何も心に訴えてこなかった話が読み返すとすとんとお腹に落ちるというか・・・それだけ私も年齢相応になってきたということかな・・・。そういえば先日家にあった山田詠美の編んだアンソロジー「せつない話」をぱらぱら読んでいて、またもや私にひっかかってきたのはなんと「田辺聖子」。今まで1冊もまともに読まず、この本を昔読んだときにも記憶にも残っていなかったのに。この「雪の降るまで」に描かれる男と女のディープさ、というか濃密さに「ああ、なんだかわかるな〜こういうの」みたいな気持ちを持つなんて、我ながらびっくり(笑)

という読書記録。あー1週間ぐらい何もせずに本ばかり読みたい秋でございます。ちなみに「夜のジンファンデル」の舞台はヨセミテ、「雪が降るまで」は嵐山と場所のリアルな想像もできるだけに良かったのかも。

llcafell updated at 05:15 AM
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