佐々木マキの絵本はけっこう子どもが生まれる前から好きでちょくちょく買っていた。村上春樹の装丁などで見かける人ですね。その中でもこの絵本が好き。一年に一回いろんな架空の国からこれまた様々な人たちが招待状を受けてお茶会にやってくる・・・なんていう内容なんだけどこの絵本、「山からココアが湧く」のをみんなでテーブルで飲むシーンがとってもとっても美味しそうなのだ。
結局ぐらの絵本書棚におさまってしまったなあ。読んであげれば子どももそれなりに楽しいみたい。近頃の子どもの絵本にはないビビッドな色使いが何とも言えず好きです。
そういえばこの人の著作で「やっぱりおおかみ」っていう絵本もあったよなあ。子どもの時読んで何ともいえないその空虚感に馴染めない分記憶に残っていた。それだけ奥が深いということか。でも今はこの「おおかみ」みたいに飄々と毎日を過ごしたいなんて思っちゃうところをみるとやっぱり大人の絵本になるのかなあ。