ダウン症の合併症で6歳で亡くなった一人息子と共に懸命に歩んだ夫妻の姿を追ったテレビコマーシャル(CM)が感動を呼んでいる。運命を真正面から受け止めた両親が、我が子を抱きしめ「ありがとう」というシーンで終わるまでわずか60秒。01年4月に放映されて以来、これまで6回放映されただけだが「CMで泣いたのは初めて」などと、視聴者に与えた衝撃は大きく、1000件を超える反響が寄せられている。
このCMが放映されたチャンスに私もそれを見たことがある。もともとこの会社のイメージ広告はかなり子どもを持っている親にインパクトが強いと思う。普段は小田和正の歌をバックに何枚ものありふれた家族の幸せな風景の写真が映し出されるという手法、仕事的にはあまりにも直球過ぎて逆に興ざめしそうな気もしないでもないけど子どもを持てば話は別。もう頭で考えるものではなくて心が勝手に反応していまうのだ。ああこの記事も新聞で読んだだけで涙が出てしまった。子どもを持っている他の親もそうだろうと推測するんだけど・・・どうですか?
無粋にもその涙の理由を考えてみればきっとそれはそのダウン症の子どもの「親の心が痛いほど分かる」ところに繋がるんじゃないかなと思ったりする。自分の子どもが可哀想というのではなくてもう理屈抜きで愛しい。その感情のほとばしりが痛いほど分かるからじゃないかと。
だからこの記事のように道徳の授業にとりあげるってのになんだか違和感を感じてしまう。こればかりはその立場になってみないと分からないところでもあるのでは?
で、今日そのCMが流れているのを目撃。60秒、悔しいのだけどやっぱり涙がボロボロと流れてお風呂上りのぐらが奇妙な顔をしていた。君も大きくなったら分かる時がくるよ。
しかし60秒で世間に擦れた大人を泣かせるってのはある意味すごいな。
それって、「伊〇家の食卓」の合間に流れてた?
たぶん、私と||cafe||さんは同じ瞬間に西と東の空の下でボロボロ涙していたことでしょう...。
そうそう、それそれ。上のリンクは検索結果なので切れててよくわかんないよね。今気が付いた。これです。
■http://www.meiji-life.co.jp/personal/cm/dear/2003/
ここまで共感できるのはやっぱり今時点でちいさい子どもの親という立場も大きいよね〜。