2児の母でサラリーマンで定住者で毎日ほぼ規則的な生活を送っている30代の女性である私ですらこういう願望が無いといったら嘘になる。「漂泊の想いやまず」とでも言えば良いかな。
基本的には独りになるといった状態にさほど恐怖感やら寂しいといった感覚が薄い私。もちろんずっと独りは嫌だよ。そういうのではなくて独りの状態もそれなりに楽しめるという意味で。その「孤独」な状態を堪能する一つの世界が確かにこの本にはある、と思う。
成績優秀、前途多望な若者がふらりとアラスカの荒野へ入り込み餓死の状態で見つかった事実、その周辺を緻密に積み重ねた読み応えのあるノンフィクションです。ぐりの生まれる前に買ったままの本、やっと一気に読み終わった。
今日から二人は登園、いつもどおりのスケジュール。・・・暑さも相まってぐりぐらも私も疲れました。ふう。