‖ ボブ・グリーン、七十歳になる ‖
ボブ・グリーン:チーズバーガーズ3
本棚から引っ張り出してきてあっという間に読了。かなり昔に読んだコラムなんでけっこう内容は忘れてしまっていた。長編ならまだ記憶に引っかかる文章の流れもあるんだろうけどコラムはねえ・・・。
昔独身時代か大学時代に読んだっきりのこの本、「古き良き人間関係の時代のアメリカ」のイメージはそのままの感想だったんだけどそれに新たに加わった読後感がある。けっこう親と子どものやりとりを切り取ったものも多かったんだよね〜。その頃はあまり印象に残らなかったけど今はそのコラムがじわじわと心をあっためてくれました。自分の子どもがリトルリーグにデビューするとき、もう子どもが自分の庇護から巣立っていくのを実感した父親の哀感をつづったコラムが特に良かった。
本は変わらないんだけど私が子どもを持ち変ったということだよね。だから読書は面白い!!
話はがらりとかわるんだけど、Amazonのリンク先にこの本、新古書価格で「この本が4600円で売れます、出品しませんか?」と出ていた。確かに新刊は今の時点で在庫切れなんだけど、これって新しい本の値の3倍以上だぞ。うーん中古本、保存版にしていて10年ぐらい寝かせているとモノによってはワインみたいに値段が跳ね上がるんだね〜。びっくり。