アサッテ君が1万回を迎えるらしい。あ、彼は毎日新聞大阪本社版の4コマ漫画の主人公、29年というからサザエさんとまではいかないまでも立派なもんである。私が新聞を読むか読まないかの小学生のうちからなんて。
新聞って各紙によって論調はさることながら根底に流れる雰囲気が確固として存在していて、実家の馴染んでいた新聞を結婚してから替えることは思いつかなかった。生活のなんてことはないけど安定した基本習慣みたいなもの。今やネットでいち早くニュースチェック出来るけれど、アナログ的雰囲気をどうも手放せない。ちなみに新聞社の人も営業しか知らないんだけどやっぱり紙の雰囲気に通じる何か共通したものがあって面白い。日経はスマートだとかね。
話は逸れたけれどアサッテ君、WMになってそのほのぼのとしたみみっちさ(笑)に親近感を持ちつつ「ここんちの家族構成ってサザエさんと一緒?」と思っていたら1万回記念に今日の新聞に載っていた。題して「朝手家の謎」(笑)。祖父母、アサッテ君とその妻、小学生の息子と幼稚園の娘、犬猫一匹づつ。私が小さい頃はこれが標準だったのかなあ。
しかしサザエさんといいあまり違和感無く今まで続いているのは、この家族構成ってのは有る意味「幸せな家族」の記号として今に至るまで存在してるんだろうね。結婚するまでは2世帯なんてあまり考えたこともなかったけど、子どもを持った今、一緒に住まなくても近くに実家があって孫ともども行き来するってのが、自分たちの親にとっても孫と触れ合えて楽しいし、自分たちにとっても子育てのストレスの気持ちの逃げ場があるし。時代が変ってもあまりこのあたりの幸せの基準ってのは変らないものなのかも。