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  2003-11-19 ‖Wed‖   

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  心の理論

新聞のコラムでとりあげられていた「心の理論」というのにちょっとひっかかって検索してみた。

 
サリーとアンのテスト(自閉症者は思いこみを理解できないことを示すテスト)

(内容)
サリーとアンの二人が部屋で遊んでいる。サリーは、自分のおはじきをかごの中に入れて部屋を出る。アンは、サリーが出ていった後、そのおはじきを自分の箱の中に隠す。
「部屋に戻って来たサリーは、まず、どこをさがすでしょうか?」
というのが問題である。

(結果)
自閉症者の約80%は、サリーは事実を知らないから、最初にかごを開けてみるということが予測できずに、「アンの箱をさがす。」と答えたのだという。一方、精神年齢ではむしろ調査対象の自閉症者よりも低かったというダウン症候群の子供達の誤答は20%に過ぎなかった

コラムでは普通の子どもにこの「サリーとアンのテスト」をした場合、多くの5歳児は合格するけど、3歳児のほとんどは不合格であると書いていた。この理論はもともと自閉症児の研究のためにあったものなんだなあ・・・いやちょっとひっかかったことを調べるってのは大切だ。

子どもはこの実験によって「他人の立場になれるか」を試される。つまりこの「心の理論」を3歳から5歳の間に獲得していくらしい。ぐらは今3歳半、ぐりとの喧嘩が絶えないけれど厳しく叱るのはあまり効果がないということなのかな。「ぐりの立場になって考える」という心の働きがまだできないかもしれないんだものな。時間が解決してくれるということだよね。


llcafell at 11.19

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