あまりホラー小説には触手が伸びないんだけど、この本にはその装丁と題名で惹かれた。「ぼっけえ、きょうてえ」というのは岡山の言葉で「ものすごく恐い」ということだそうだけど、なんだかこの言葉の音が記憶に残る。表紙の着物姿の女性の姿も別に恐い場面ではないのだが恐い。これだけ見ていても恐怖感はまったく沸かないけどこの装丁にすると怖い。
ホラーというよりは昔の貧しい岡山の寒村の、どうしようもない閉塞感が生み出す恐ろしさがかたちになった異形のものの話という気がする。短編集だがだからこそ文体のうまさに惹き付けられる。なんだか「中上健次」の紀州のように土地に篭められた呪縛に通じるものがある。かなり読み応えありました。
この表紙の女性の絵(甲斐庄楠音「横櫛」・大正5年ごろ)は「京都国立近代美術館」の所蔵らしい。あの岡崎のあたりの雰囲気は好きで展覧会が来れば足繁く通っていた。うーん常設展示にあるならふらりと見に行きたいなあ。しかしここに書くだけでやりたいことはたくさんあるけど今だ実行に移せず。うーん。
また書く(笑)
岡崎つきあいまっせー
・・・ってコヅレでごちゃごちゃと行きたい訳じゃないんでしょ?>貴女(^^;
すごい図書館も出来てるデー。
じっくり見ようと思ったらそちらの方からなら・・泊まり?汗
来年あたり市内に居を構えたいと思っているんでうちにでも
泊りがけでいらっしゃい!(先長っ爆)
そうそう、子連れではなくてよ〜〜!
でもあのあたりって動物園もなかったっけ?え、すごい図書館ってなになに?
美術館系のヤツなの?ううう行きたい〜。
実はうちの家から車で中国をぶっ飛ばすと1時間強で着いちゃうんだよ。でも
京都の街中を運転する気力はいまのとこないぞお。
いいよね京都暮らし。ダンナの勤めが大阪なら「京都もいいね〜」なんて
いっていたのだがさすがに今は無理だろう。私はどっちからでもさほど変わらないと
思うけどね(笑)。
近代美術館の前に妹に教えてもらったものすごくお料理がうまい創作料理屋が
あるんだよ〜あああ行きたい〜〜〜
美術館系つうか・・兎に角新しくて綺麗なんよー。
http://www.library.pref.kyoto.jp/
マルチメディア系も充実みたい。
我が家から行きたいがそれこそ小1時間かかるうえ、モチロン
東大路通など超ド真ん中を走らなきゃならないので・・・ム、ムリッ(涙
動物園もコヂンマリとしていいよー。
ほんと、あのあたり美味しい料理屋多いしね。
有名な湯豆腐屋とか、六盛茶庭?とか有名な料理屋も沢山。
哲学の道沿いにはオサレなカフェーもあるし・・
ますますかきたててみる(笑)
京都〜!いいよねえ。本当は学生時代を京都で切に過ごしたかったのだ〜。
同じ近畿圏でも「おされ」の感覚が神戸とは微妙に違うよね。神戸ももちろん
好きなんだけどさ〜。その「おされ」度は私的には「京都」に軍配があがっちゃう。
社会人になってからも用も無いのに「進々堂」のベンチ席に座ってコーヒー飲みつつ勉強する京大生を眺めるのが好きだったよ。←変なヤツ。なにせあのあたりのちょっと学生街の雰囲気が好きなんだよねえ。
あああ久しぶりに寺にも行きたい。詩仙堂とかさ。でも今はものすごい人ごみなんだろうなあ。子連れではちょっとげんなりするね。