TOP >> MY FAVORITE >> HOW ABOUT YOU?  

  2003-12-05 ‖Fri‖   

go this category!

  HOW ABOUT YOU?

フィッシャー・キング今週、12月10日号の「Newsweek」日本版の特集は「シネマ!シネマ!シネマ!」。ふむふむ、ジェーン・カンピオン@ピアノレッスンがメグ・ライアンで撮った映画「イン・ザ・カット」かあ・・・などと最新映画情報をチェックして「本誌厳選お薦めビデオ30作」のページをめくるとそのトップのページで懐かしい映画に出会った。
テリー・ギリアム@12モンキーズの初期の作品「フィッシャー・キング」(1991)、出演はジェフ・ブリッジスとロビン・ウイリアムス

公開当時就職したばかりの私、このチケットを貰って仕事の都合をみながら行こう行こうと思いつつ、ちゃんと情報誌をチェックして映画館に急いだのはいいがもう違う映画がかかっていた。公開2週間で客があまりに入らず打ち切りになっていた。

それで返って印象を強くしてビデオで発売されてすぐにレンタルして観た。ストーリーはかなりおとぎ話的なNYを舞台にした涙あり笑いあり皮肉と風刺に満ちたヒューマンコメディ。なんだけど何か惹き付けられて、繰り返しBSで放映したものを録画したビデオを見るようになった。繰り返し繰り返し観る。何がそれほど自分を惹き付けるのか分からずに観つづけた。DVDも出た途端に買った。

しばらく遠ざかっていたけどこの記事を見てまた観たくなった。ストーリーは割愛するけど気に入っているシーンがある。最愛の妻を街中のレストランでの銃の乱射で殺され、精神的に病み大学教授からホームレスになったロビン・ウイリアムスが、その銃の乱射のきっかけをラジオのDJ時代に作ったジェフ・ブリッジスの計らいで好きな女性とデートする。(またこの女性がいかにも固い個性的な役柄なんだけどそれがいい味出している。)その女性との夜道の帰り道、彼女が「私の人生なんでゴミみたいなもんだわ」ともらすとロビン・ウイリアムスが「どんなゴミのなかにも美しいものは存在するんだよ」とそっと手の平を広げると、そこにはシャンパンの栓(針金のついているコルクの上にくっついているもの)で器用に作った小さな椅子が。ああ〜またDVD観たくなってきた。

他にも「コックと泥棒、その妻と愛人」@ピーター・グリーナウェイ、「薔薇の名前」@ジャン・ジャック・アノー、「ブロードウェイと銃弾」@ウディ・アレンとかなり懐かしくて気に入った映画がたくさん。少しの記事を見るだけで自分でも驚くぐらいその映画を見たときの記憶がよみがえる。ああ、映画って本当にいいですね。

ちなみにこのエントリーの題名の「HOW ABOUT YOU?」はフィッシャーキングの最後のエンディングの曲。スタンダードだったと思うけどこれも好きな曲です。



llcafell at 12.05

Trackback

TrackBack URL for this entry
  http://llcafell.s28.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/372  


Comments
Post a comment







Remember personal info?