今日の新聞で目にとまった「1世帯に平均35個の時計がある」という記事に心のどこかが引っかかっている。もちろん純粋な時計ではなくて、エアコンや炊飯器やの電化製品のタイマーも含めてのことなのだけれど。
もともと「時計」は好きで20代の頃は好きなデザインのスウォッチをコレクションまではいかないまでも良く買っていた。ダンナも今はおさまっているけど時計道楽なところがあって腕時計を10本程持っているから35個より多いかも知れないな。
最近は時間と気持ちに余裕がないからだろうかあまり腕時計を替えず同じものを掴んでドアを出て行くことが多い。しばらく経つうちに手巻きはすぐ動かなくなるのは仕方ないとして、あるとき今まできちんと時間を刻んでいた時計がひとつづつ電池の寿命が来て「死んで」ゆく。それを見つけた日には何とはなしに物悲しくなって昔はすぐにケアしていたけれど今は放置したままだ。
私は時計やアクセサリーを買うときにささいな出来事の記念に買うことが多くて、アクセサリーはいいのだけれど止まった時計はその思いを捨て去るように思えて仕方がない。きっとそれほど使わなくともそのうち電池を買いに走る自分が目に見えるようだなあ。