「いらんことしい」は「余計なことをするやつ」の意味。ぐりがぐらを同じぐらいの歳のライバルと思っているのと同様、ぐらも同年代の遊び相手としか見ていないようで、今日も家を出る直前に追いかけてくるぐりの鼻先で襖を閉めてぐりは開けられず悔しくて大泣き。私のカミナリが落ちてぐらは泣きながら保育園へ行った。
あとで考えるとぐらの「こっち側のドアは開いてる!」という反論、確かにそっちにぐりが回ればいい正論ではあるのだけど、ぐりは小さくてそれができないということが彼の頭から欠け落ちているがこの言葉から分かる。2,3分で別れる前にかろうじて「ぐらがされて嫌なことは人にやっちゃだめなんだよ。お母さんがぐらが出ようとしているのにドアを前でバンと閉めたら嫌でしょう?」と〆る。
ああふとこれが子供ひとりだったらこういう叱りは出てこなかっただろうなと思う。ぐりぐらの社会性のためにはいいことだと思うけどいかんせん平日接する時間が短すぎて、ゆっくり問いただしたり納得させることができない。世話自体が大変な山を超えつつあるところへ現れた新たな山。
まあ育児なんてきっとそういう山の連続なんだろうなと思いつつ、ぐらが悪いことをしていると思っていない数々の暴挙を泣きながら「ぐら、ばんばんしたー」「ぐら、どんしたー」とすぐに言いつけにくるぐりに既に揺るぎない妹気質を感じる最近です。