3つ並べるとなんだかとなえると「お呼びですか〜ご主人さま〜」とペルシャの魔人でもでてきそうなこの言葉。オリオン座の真中にある3つの星の名前です。とこの本で調べてみるとやはりこの言葉はアラビア語らしい。たまにぱらぱらと紐解く本、私は光琳社出版の8年前の本だけど今は角川で出ているんですね〜。
保育園から帰る頃、ちょうどオリオン座が南の天空高くに上がっている。早い時間にオリオン座が見られるようになるともう春・・・と思います。まだまだ寒さは厳しいけれどね。で、プラネタウムの帰り、ちょうどオリオンのギリシャ神話を聞いたところだったのでオリオン座を紙にかいて「こんなふうに並んでいるのがそうだよ〜」と教えてあげたら、毎日保育園の帰りに空を仰いで「オリオン座、あった〜」なんて言っている。本当にわかってんのかなあ。明るい金星と一緒にいつも探すのが日課になってる。その間抱っこされているぐりは上を指差して「おそら〜おそら〜きーらきら・・・」とキラキラ星の歌を歌うのもこれも日課。
私がオリオン座を見た記憶はかなりはっきりしている。あまり空を仰ぐ時間には外にいなかった小学生の頃、夜中に腹痛を起こして救急病院に運び込まれ、結局何事も無くて車に乗せられての帰りに真っ暗な空を見上げると、いままで点の集合でしかなかった空に突然オリオン座が見えた。いままでさっぱり理解できないことがある一瞬で繋がる衝撃というか・・・そういう感覚とセットだったから鮮明な記憶が残っているんだろう。何か理解できないものを一生懸命理解しようとしている時に、いままでどれほど考えたり悩んだりしても埒があかなかったのに急に霧が晴れ渡るように一瞬で「理解する」爽快感、、、ある意味快感に近いあれは脳のどういう働きによるものなんでしょうね。