■■■ 2004-02-17 ‖Tue‖ ■■■
私設日替わり美術館
最近曇った窓ガラスに絵を書くのが日課になっているぐりぐら、朝ご飯が終わるとごそごそと2人並んで熱心に集中している。
ぐらは今まで「お絵描き」は抽象画みたいなものだったけど、最近目鼻口が然るべき位置に収まるように。昨日はカメレオン、今日はたくさんのうさぎを窓いっぱいに書いていた。「ぐらだいぶんお絵かき上手になったんだー」と得意げ。まあしかしラスコーの壁画かナスカの地上絵みたいなもの。ピカソが晩年「私は数十年かかってやっと子供のように描けるようになった。」という台詞を思い出したり。そういう意味では今が既成のものに縛られない純粋に自分から生まれたものを表現しているんだろう。
しかし人間の発達はこういう個々の成長過程で種固有の進化をなぞるのかなあ。命を受けて母の胎内で哺乳類の進化をなぞるように。
ぐりは同じように兄の真似をして「みてみてっ!ぐりちゃんのみてみてっ!」と引っ張られて見ればもじゃもじゃの毛糸みたいな絵。「これなに?」と聞くと得意げに「ぞーさん!」いやそう聞けばそういうようにも見えるロールシャハテストみたいだ。
最近美術館にもなかなか行けないけど毎日楽しませてもらってます。
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