昨日も書いたけど
今まで体験したことのないものに対する違和感と強烈な吸引力
を私が感じるものを他にも上げてみる。AERA04.3.1号に載っているコスチュームデザイナーの「ワダエミ」さん。彼女の作品も私にとってはそうです。彼女は「和田勉」さんの奥様なんですね。前に書いた私の好きな映画監督ピーター・グリーナウェイとの仕事でかなり興味をそそられました。「プロスペローの本」「枕草子」は彼女が衣装デザインしています。強烈な個性の映画監督に負けない強烈な磁力と個性を感じさせる彼女の作品。
実は彼女が40代後半、「乱」の衣装デザインでアカデミー賞最優秀コスチューム賞を受賞しで一気に有名になる前に女性雑誌で2.3ページ衣装を紹介されたものを強烈に覚えてます。きれいな白いチュ-ルの太いリボンを纏った光の中のモデル、そのチュ-ルのリボンの中には黒い球体がたくさん並んでいて・・・そう、蛙の卵のイメージだったのです。衝撃でした。彼女のバイオグラフィや説明は一切無くてもその作品がすべてを物語っていました。
グリーナウェイとのコラボレーションはオペラでも続くようですね。「フェルメールからの手紙」というオペラでまた衣装を担当するようです。AERAで紹介されていた京都清水寺での「青龍会」の衣装を担当するなどその才能はまだまだ広がりつづける。真の才能とはそういうものなのでしょう。オフィシャルサイトはこちらです。