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■■■ 2004-03-06 ‖Sat‖ ■■■
扉を閉じると重い
桐野夏生「残虐記」読了。昨日夕方買って今日の昼に読み終わった。一気に読むのは没頭させられる本ということです。これは新潟の女性の監禁事件を下敷きにしたものだろうと思うのだけど、いかんせん主人公の10歳の女性をとりまく人間の歪みの深淵が組み合わされて限りなく重い。重い。重い。読んだばかりでは感想を言えないほど重い。ここからはネタばれ注意です。
10歳の女性と書いたけど、もう「子ども」ではないんです。「女性」なんです。今のうちの子どもたちを見てるとその到来があと10年も経てばやってくるなんて想像もできない。けれど子どもと大人は、その思考が子どものほうが幼くて単純というわけではない。むしろ大人のように全方位的にさまざまな情報を鑑みながらバランスをとって行動することができないから、子どものほうが思考が大人より研ぎ澄まされていたりする。そういうことを考えてしまいました。
畳みかけるように現実と想像が交錯する本です。検事と主人公の関係が救いになるような刃になるような・・・よくわかりません。でも読み終えて「残虐記」という題名を考えるとあまりにも合いすぎているような気がします。
■ llcafell at 03.06 ■
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■■■ 残虐記 ■■■
‖excerpt‖ 桐野夏生の最新作 残虐記 を読みました。 東電ＯＬ事件をモチーフにしたグロテスクに続く、実際の事件をモチーフにしたものです。 グロテスクは、途中で何回も読むのがつらくなって読み終わるのに相当時間がかかりましたが、今回はさくさく読むことができました。 といっ�...
‖ who? ‖ ニテンイチリュウ
‖ when? ‖ 03.06*07:56 PM
‖excerpt‖ 桐野夏生の最新作 残虐記 を読みました。 東電ＯＬ事件をモチーフにしたグロテスクに続く、実際の事件をモチーフにしたものです。 グロテスクは、途中で何回も読むのがつらくなって読み終わるのに相当時間がかかりましたが、今回はさくさく読むことができました。 といっ�...
‖ who? ‖ ニテンイチリュウ
‖ when? ‖ 03.06*07:56 PM
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