毎日毎日、ぐりが「トトローみる！あるこーあるこーみる！」と「となりのトトロ」をいたくお気に入りでエンドレスで見ている。子供は繰り返しが好きだよね〜・・・しかし大人はどう考えても飽きるのだ！とうとう台詞をそらで言える位になりました。まだ予約しているファインディング・ニモのDVDがくるのは６月下旬だしもう嫌だよう〜と私が音を上げて、代わるDVDを物色して購入したのがこれ「はらぺこあおむしDVD版」です。

エリック・カールの絵の持つマチエール（質感）が好きで（ってどこかで書いたよなあ）、このDVDに入っている5話のうち3話分の絵本をすでに持っていました。「はらぺこあおむし」「だんまりこおろぎ」「パパ、お月さまとって!」なんだけど、それぞれ、あおむしが食べた果物に穴があいていたり、最後にこおろぎの鳴き声がしたり、月をとりにいくのに絵本が絵本の面積以上に広がったり、それぞれ「読んで見る」という媒体からプラスアルファで拡張しているところが気に入って購入しました。子供参加型というかね。それに今度は音楽と動画が加わるってのもいいかな〜なんて。

ぐりぐらともに気に入ってくれて、いつもぐらはこのDVDを見るときに絵本引っ張り出してきます。昔大学時代に子供たちが学習するのに双方向のメディアを使っての方法の模索みたいなことに手をだしていたんだけどこう、ひとつの刺激を与えるのに伝達する媒体を変えるってのも面白いものだなあと。

もうひとつ偶然のめっけものは、この後に入っている「どんな音が聞こえる？」という話で、延々美しいバイオリンの音に併せて色彩が展開していくという話じゃないような話なんだけど、これを前にBSで一回見たことがあって「あれ欲しいな〜」と思っていたところだったのです。美しい音楽を色彩で表現するという前KASOKEN　satelliteさんで読んだ「共感覚」を彷彿とさせるつくりで、私はこれが一番好きです。