いままでそのあまりのキャッチに手にとったこともなかった男性向け雑誌「LEON」(主婦と生活社)、みなさんご存知ですか?目次だけみていても「ちょい「不良」(と書いてワルと読ませる)オヤジの胸元ジュエリー」「こなれたリゾートオヤジのコンパクト・リムジン」やら「ちょい「モテ」オヤジのわけあり手みやげ」とかかなりキテル文面が並んでます。が、この雑誌成功してます。男性40代ターゲットのファッション雑誌がなかなか定着しない中8万部の売上を誇るらしい。立ち上げ確か3年ぐらいだったのかな?そういえば話は脱線するけど、ホームレスの自立支援のための雑誌「BIG ISSUE」も8万部ぐらい出ているそうですね。これも凄いです。
内容はかなりしっかりとした編集でファッション、時計、クルマ等実用に即した(でも高額な)商品がずらっと並べられていて高級モノ実用誌といった趣。家で置いてあったらダンナかなり熟読しておりました(笑)。彼曰く「レオン節の文面はほとんど読んでないけど、かなり雑誌として見ごたえあり」とのこと。
40代の男性ファッション雑誌といえば、ある程度財力を持つ人が気取った雰囲気(オヤジ系風流雑誌、と言うらしい(笑))という作りが定番という感じだけど、そこにこれってある種の新風を吹き込んだんだろうなと思う。ある意味陳腐な軟派(これもまた死語だなあ)な文章やコピーで人の目を好悪取り混ぜて一挙に注目させ、まずは読ませて誌面で納得させるというかね。この成功でかなりこのターゲットを狙った雑誌がこれから新創刊されるようです。
ちなみに「LEON」の女性誌版として「NIKITA」という雑誌も創刊されるらしく、こちらのキャッチは「モテる女は艶がある」・・・。「艶」ねえ・・・うーむ。「艶」。「艶女」と書いて「アデージョ」と読ませる。なんか恐いもの見たさで手にとって見たい雑誌ですねえ。6月にプレ創刊号として時計BOOKが出るらしいです。この特集は欲しいな。