で、何をやっていたかというと回復のため、ひらすら惰眠を貪ってました。いや〜こんなにだらだら寝たのって復帰してはじめてかも。でその合間に「模倣犯」を延々読んでました。
まずそのページ数に圧倒されたんだけど、それぞれの登場人物の心理状況や背景や心情を事細かに積み重ね、それがどんどん繋がっていってクライマックスに到るそのストーリーテリングの巧さに、ダレることなく最後まで読破できました。主な鍵となる登場人物の「ピース」。彼の性格の設定が個人的には興味深くて、最後ちょっとぐいぐいと結末に引っ張りすぎて彼の描きこみが物足りなかったような気がしたのだけど、それもまた続編につながるものなのかも知れないと思うとそれも楽しみなような。
しかし「ピース」は魅力的なんだけどあくまでこういう人種として描かれる「サンプル」として興味深いのであって、本当にカッコよかったのは電話で彼と対峙した「有馬さん」だと思う。彼の揺るぎ無い信念というか、普遍の価値観の前にはピースの所謂「カッコ良さ」なんて消し飛ぶんだよなあ。
私がこっそり読んでいると子どもたちがやってきては、何回も分厚いこの本を持って脱走しようとしてました。こっそり隠れてやっていると子どもたちは気になるんだね。
おまけ。ぶらぶらと検索していてこんなの見つけた。なんと、宮部みゆき大人の朗読会してるんですね。京極夏彦も一緒にやってるし・・・これはなかなかスゴイなあ。1回聞いてみたいです。
こんにちは〜、体調いかがですか?
”模倣犯”、私も今年になって読みました。
”ここまで長くする必要があるか”という批評?もあるみたいだけど、
どのエピソードも伏線ひいてあって、ひきこまれて、、、上手くできてましたよね。
私は、なぜだかヒロミ中心の章のほうが印象に残ってたりします。。。。
(読ん出て気持ちいいことはなかったけど・・・)
映画にもなってるけど、ピースが中居君、、、ううーむ。です。
こんちは〜相変わらずだるだるです。こうなると働く母はホントにツライです。
確かに長いですよね。でもすべてが伏線というか。。。 ああいう手法は彼女独自のものなのか、それとも推理小説等でみたこともあるようなないようなという感じですねえ。
ヒロミの章、わたしも印象に残ってますよん。ああいう事をするに至った経緯、生い立ちを作者が気の済むまで掘り下げていてそれが興味深かったです。確かに読んでいて気持ちのいいもんじゃなんだけど、人間のダークサイドの深淵を覗くという感じです。
あああわたしもそれを思ってました。そりゃ違うだろう。。。宮部みゆきは満足しているのかなあ。。。映画の評価も今イチっぽいしね〜