■■■ 2004-10-03 ‖Sun‖ ■■■
ソウル・バスへのオマージュ?

相変わらず「モンスターズインク」のDVDは我が家ではヘビーローテーションであります。特にぐらが気に入っている音楽は実はオープニングのタイトルバック。主題歌のジャズのリズムとあの少し懐かしいというか、ハイセンスなアニメーションが好きらしく、けっこう正確にサックスのリズムをとっていたりしてびっくり。確かに本編のCGも素晴らしいけどあのオープニングは私も好きです。でもどこかで見たことがある感じ・・・が心の中でひっかかっていた。

でも一番最新号の「
Pen」を読んでいて閃いた。そうだそうだ。「悲しみよこんにちは」のオープニングだよこれは!黒のタイトルに色の洪水、アナクロなようで素晴らしいセンス。「モンスターズインク」のこのオープニングはきっとこのタイトル・デザインの神様「ソウル・バス」へのオマージュだと踏んだんだけどどうなんでしょうか?すこし検索すると
彼のHPが在りました。「ソウル・バス」はもともとは商業デザインや企業デザインで名声を確立していて(AT&Tの有名すぎるCIは彼のデザインだったんですね〜)、それからタイトルバックのデザインに足を踏み入れたらしい。このHPを見ていると数十年前の作品とは思えないです。良いデザインは時代を超越するとはまさにこのことなり、という感じだなあ。
でも今回の「Pen」の特集はいいです。最近はセンスいい住宅、プロダクトデザインの特集が多すぎる感じがしていたけどこの特集はかなり読み応え十分。タイトルバックだけではなく映画ポスターも沢山載せていて、その中でも「白いスペースにモノクロ写真」コーナーの「マンハッタン」@ウディ・アレン、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」@ジム・ジャームッシュのポスターが美しかったです。懐かしいなあ。
■ llcafell at 10.03 ■
TrackBack URL for this entry
■■■ http://llcafell.s28.xrea.com/mt/mt-tb.cgi/806 ■■■
はじめまして。素敵なサイトですね。
「Pen」の事が書かれていましたので、思わずコメント失礼致します。
私も大好きでよく読んでいます。
デザインの勉強をしていますので、プロダクトデザイン特集もかなり好き
ですが…^^;
「Pen」は発想が斬新なところがすごくいいと思っています。
映画のデザインという特集も、着眼点が独特で面白いですね。
noirさんはじめまして。お褒めいただきありがとうございます。
Penは確かに良い雑誌ですよね。私も好きです。過去の日記に書いたのですが、編集長の談話で「そのもの、その人にしか持ち得ない発想」を大事にしてきて今のこの成功があるということらしいですよ。今では編集部に大企業のプロダクトデザインチームが、参考のために是非セッションして欲しいと訪れるとか。
デザインの勉強をなさっているのですね。モノを作り上げる仕事って素晴らしいものなんだなあと、そうではない仕事について10数年、しみじみと思ってしまいます。頑張ってくださいね。