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  2004-10-14 ‖Thu‖   

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  臆病な子育て

今現在この瞬間仕事の量が「程よく忙しい」状態で精神的にも仕事の質的にもいい仕事ができている、と思う。そういう時の仕事は楽しい。ストレスフリー。私の性格上「暇すぎる」仕事は「忙しすぎる」以上に精神状態のバランスを取りづらいという感じ。まあなかなかそういう「程よい」状態が持続するわけでもなく、急に忙しくなったりするんだけどね。

さて、最近頭に浮かんでいることであまり形としてまとまってないんだけど、メモのため書き留めておこうと思う。日々の日記に書いているとおり、ぐらはいかにも「何でもそつなく出来る子」に育っていっている。少々神経質なところがあるけれどおおむねのびのびとやってるなあという感あり。そして語弊があるのを承知で言えば、几帳面さ、好奇心や競争心のバランスから見たら「この子は勉強やらせれば出来そう」という感じ。

でも赤ちゃんで可愛い可愛いという状態からこういう所まで成長したのかと感慨深く思う反面、これからに漠然とした不安があるのが本音です。親って自分が子どもだった頃不満だったことを満たして子どもに与えようとし、自分が良かったと思う経験は子どもにも与えてあげたいと思うものなのは、どこの親でも一緒だと思う。でもフルタイムで働いていて接する時間が短くて、そして子どもの核となるだろう「何か」を親として与える機会が少ないままでいいんだろうか。でも今更仕事をやめて子育てに専念するのはまず自分自身ではなくなる気がするし、それはそれで「仕事をやめたんだから・・・」と子どもに過剰な期待をしそうで怖い。そういう意味では仕事に私自身の意識が分散している今ぐらいの方が子どもにとっては「ほどほどの期待とほどほどの愛情」という感じでバランスいいのかもと思ったり。「母親の愛情だけではなくて、おじいちゃんおばあちゃんやいろいろな人の愛情を感じて育つほうがいいかな」と思ったり。次のステップになるだろうここにきて少し子育てに臆病になっている自分がいます。

例えて言えば今までは粘土をこねてこねてこねて、こねること自体が楽しくて、そしてそれ自体が「子育て」、こねるのが終わった真っ白な粘土を「さて何を作ろうか」と目の前においてちょっと躊躇している状態といえばいいかな・・・。いや子どもにはその子どもの持って生まれた個性もあるから単純に親が「作り上げる」わけではないけれど。

最新号AERAの小学生の記事や、yomiuriweeklyの「Hanako世代のパネル調査」の記事を読みつつこんなことを考えています。


llcafell at 10.14

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Comments

こんにちは!
わたしは専業主婦という立場なので,ちょっと違う感じかもしれませんが,
現時点で,元気で,なんの問題もなく,親から見たら,心配な点や
気になるところはあるにせよ,概して言えば,いいこだなぁというか,
それだけに,これから何かを与え損なってしまって,子どもの持つ,
せっかくの芽を摘んでしまうような...いや,そこまでいわなくても...,という感じ,
実は,わたしもありますー。

へんないい方(&親ばかまるだし!)ですが,目の前に問題がなくって,
時に,「わー,子どもってすごいなぁ」と思わせてくれて,順調に育っていて,
って強く感じる分,わたし自身,今後「損ねて」しまうのでは?と心配してます。

でも,同時に,やっぱり親の力にも限界がありますよねー。
何をしてくれたか,っていうのも子どもにとって生きる糧になるだろうけれど,
そこにいるだけで大事なんだー,ということをわかってくれるような,
そんな環境を作って生きたいなぁと(抽象的&理想論だけど!)。

毛利子来氏のことばに「子どもは親のおもうとおりに育たない」ってあって,
これを強く意識しておかないと,ついつい自分のおもうとおりにはめていこうと
しちゃうのかなー,と。
何でもそつなくできる子,だけに,いっそう親の気持ちに沿うように,って
がんばっちゃうのではないかなー,というか。<ウチもタイプが似ている
ような気がするので,気にしています。

またお話,聞かせてくださいねー。

AERAやyomiuriweeklyの記事を読んでいないので,ぜんぜん見当ハズレな
コメントだったらゴメンナサイ!!!


ホノルル・ルル at 10.14*04:54 PM

ちょっと御無沙汰。amico@早朝5時起き仲間、です。
毎日忙しくてPCに向かう時間がなく、更新が滞ってるけど元気だよ〜。

で。||cafe||さんが書いてること、私も最近全くおんなじことを考えてるよ〜。
家の息子もぐらくんとタイプが似てるし、やっぱり小学校入学が視野に入って
きた分、いろいろ考えちゃうよね。
でもね、上でホノルル・ルルさんも書かれてるけど、「子供は親の思うとおりには
育たないけど、親の通りになる」って言うじゃない?
結局、親は子供を見守ってある程度の方向付けをすることしかできないわけで
後は自分が精一杯、一生懸命生きていることを見せることが一番大切なこと
なのかなぁ、と思ったり。
毎日を力いっぱい頑張って生きている私達を、子供たちはちゃんと見ていて
くれるよ、きっと。


amico at 10.15*01:44 PM

レス遅れました。ごめんなさい〜〜〜!でも9時半沈没7時半起きで疲れがとれてすっきりしました!

>ホノルル・ルルさん
本当に、子どもってすごいですよね〜毎日「まだ4歳なのにこんなことできるんだ〜」とか「こんなこと考えているんだ〜」とか日々感動しているという感じです。子どもって楽しいですよねえ。詳しく本文で書かなかったけど、アエラの記事は小学生ですでに学力の高い子どもが競争に巻き込まれ幸せ感が薄いとかそういう類いのことが書いてあって、ヨミウリウイークリーでは「主婦の幸せ感は子どもが大きくなるほど心配の種が増えて低下する」みたいな箇所があったり。で、「そうなんだな〜。今が一番振り返ると幸せだったりして」なんて短絡的なんだけど思ったりしたことをちょっと文章にしてみた感じなんです。

そうですね。少なくとも不安はあっても過剰な期待は駄目だよなあと思います。もし子どもに期待するのなら自分が踏ん張ってそれをやるべきだともね。長男だし性格的にも親を敏感に感じ取りそうなので「ほどほどに期待」を心がけます。

>amicoさん
おお〜元気ですか?お互い大変だけど頑張りまっしょい!今下の娘が楽になってきてるよ〜。仕事が大変なんだけどね。

確かに親の背中を見て育っていくのだろうな・・・・。もうね〜そういう時期に入っているのかもしれない。例えば仕事がしんどくて「ぐら寂しいでしょ〜おかあさんお仕事やめて家にいた方がぐら嬉しくない?」と聞くと「駄目、おかあさんはお仕事がんばらないと」とそういう環境にすでに馴染んでいることに驚いたりしています。子どもは親が思う以上に逞しいんだろうね。うん。


llcafell at 10.16*03:00 PM
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